2012年 04月 09日 | CHINA | Posted by Yuasa

皆さんは、「ティニックス(TEENIX)」という言葉をご存じだろうか。

上海などのおしゃれな若い世代、バーリンホウ(※)の間で昨年から今年にかけて、とてもよく聞かれる言葉である。中国語では、小資(シャオ ツー)と書く。

正直、私は中国語が全く解らないのだが、弊社の中国人メンバーに聞くと、
「これってティニックスな感じよね~」とか、
「昨日私、ティニックスな時間を過ごしたわ~」
と使うらしい。

つまり、小さな贅沢。スモールラグジュアリー。

それも、従来からのモノの消費ではなく、おしゃれなカフェでお気に入りの本を読みながら(もちろんスマートフォンでメールもしつつ...)、マカロンでも摘まんで、一人の時間を過ごしたり、カップルでデザインショップやギャラリーを廻って、日曜の昼下がりをゆったりと過ごしたり...どちらかというと欧州のライフスタイルに影響された、時間の消費。

c_yu01_20120323_03.jpg
フランス人シェフにより、レシピがつくられたベーカリー。今はパンの味もフランス本場と変わりない。

c_yu01_20120323_06.jpg
(左写真)オリジナルケーキとエスプレッソを楽しむ80后(バーリンホウ)。
(右写真)おしゃれなカフェでスマートフォン。


その行動と時間消費のスタイルを「ティニックス」という。

中国というと、とにかく家でも車でも「大きなスケール」を好み、目に見えて「壮大なモノを手にいれたがる」...事実そうなのだが、ようやく次の若い世代の間では、じわじわとではあるが「モノからライフスタイルへ」と価値観と消費スタイルが変化しているようだ。
この「はやり言葉」の中にも、それが垣間見える。

なぜか、ほっとする兆しである。



バーリンホウとは、中国の一人っ子政策のもとに生まれた80年代生まれの若い世代を指す。豊な経済発展のもとに、一人っ子で大切に育てられた彼らは独特の嗜好、価値観を持つと言われている。

Posted by Yuasa

Trinity CEO

インド、中国はじめ新興国と日本を「デザイン」でつなぐ為、国内外を飛び回る。とはいえ、かなりの日本企業びいき。渋谷109のショップ店長から海外の国会議員まで、想像を絶する多様なネットワークを持つ。

2012年 03月 27日 | INDONESIA | Posted by Yamaguchi

インドネシアは世界で最も多くのイスラム教徒を抱える国だ。

街中では、公の場で髪の毛を隠す為のかぶりものである、「ジルバブ」を身に着ける女性が目に付く。

驚くのはそのカラーやデザインの多さ。女性達は「ファッションの一部」としてもジルバブを楽しんでいるようだ。
ジルバブの画像(フリー百科事典 ウィキペディア日本語版より)

口元まで黒い布で顔を隠している、厳格なアラブ諸国のイスラム教徒の女性とは大違い。
参考画像(フリー百科事典 ウィキペディア日本語版より)

インドネシアのイスラム教は一言でいうと「寛容」で「柔軟」。

その教義は、元来の形式と異なる部分が多く、インドネシアの風土や環境に適合した独創的な解釈へと変化を遂げている。

度重なる統治の過程で、様々な国の文化を柔軟に受け入れ、自らの価値観と融合し、新たな価値観を繰り返し育んできた歴史が、その根本にあると推測できる。

インドネシアスタッフによると、ジルバブをかぶるか否かも自分で決めることができ、更にジルバブをかぶれない時にはカツラで代用することもできるらしい(自分の髪の毛を見せているわけではない、ということらしい...)。

またジルバブがあまりにファッショナブルなので、「ジルバブをしている人を横につれて歩きたい!」という男性達もいる、なんて話もちらほら...

インドネシア向けの商品開発においては、この「寛容」で「柔軟」な価値観をおさえる事が重要になってくるのかもしれない。

Posted by Yamaguchi

Producer

トリニティ唯一の体育会系。運動で培った精神で、思い立ったらすぐ実行!新興国リサーチ業務でも、インド、インドネシアを中心に"足で稼ぐ"タイプ。

2012年 02月 22日 | INDIA | Posted by Hayashi

インドのマーケットを歩いていて、フッと目に止まったグラフィック。何処かで見たことある。フェラーリ、プレイボーイ。

i_h03_20120214_01.jpg

これらはGK1(東京で言うと青山のような地域)という、デリーでも高級な地区のマーケット。

そのような地区にはこんな物まで売っているのかと、関心してよ~く見ているとなんだか不自然。
後になって写真で確かめるとフェラーリの馬にたてがみが無い、尻尾も下がっている。後ろ足も違うし、FerrariのロゴのFも違う。

今度はハーゲンダッツか......あれっ売っている物が違う。

i_h03_20120214_02.jpg

i_h03_20120214_03.jpg

ピザにパンにコーヒー、確かにBread & More と書いてある。

ちょっとした間違い探しのようなグラフィックデザインは、どこの国でも珍しいことでは無いが、ロゴを見てイメージした商品と実際の商品との差が独特な気がする。

今度はオールドデリーのマーケット。御世辞にもキレイとは言えないスーツケースにはなんとSONY。

i_h03_20120214_04.jpg

i_h03_20120214_05.jpg

良い事とは思わないが、明らかに海外のブランドイメージが浸透している事がわかる。
いつの日かインドローカルブランドが、他国にマネされるように変化していく事を期待すると共に、実はその日は、そう遠くないのかもしれないと思った。

Posted by Hayashi

Researcher

イリノイでデザインを学び、米国でデザインビジネスに従事。幅広いアメリカンネットワークを背景に、ヤマト魂もあわせもつ"熱い男"。そのキャラクターを活かして、インドをはじめ新興国でのハードな現場で大活躍。

2012年 02月 14日 | その他 | Posted by Yamaguchi

去る1月27日、第1回インドネシアセミナーを開催いたしました。

予想以上の人数の方々にご参加頂けました事、本当にうれしく思っております。
(当日にこのブログを見て頂き、飛び入りでご参加して頂けた方もいらっしゃいました!ありがとうございました!)

o_y01_20120214_01.jpg

また今回のセミナーでは、自動車、住設、冷蔵庫、カメラ、プリンタ、学習ノート等の様々な業界&業種の方々がご参加下さいました。

参加者の皆様から積極的なご意見を頂いた事で、単なる情報提供に留まらず、様々な視点からの活発な意見交換の場となりました。

更にその後の懇親会では、インドネシアのみの情報交換を超えて、「新興国の若者の価値観はこれからどうなるか?」というお題に関する意見交換や、他社様の課題に関する異業種視点でのアドバイスなどまで広がり、異業種ならではの大変楽しく、刺激的な時間を過ごす事が出来ました!

ご参加頂きました皆様、誠にありがとうございました。

このように「インドネシア」という共通のテーマをきっかけに、異業種の方々同士が「本音トーク」をできる機会はなかなかないかと思います。

次回セミナー開催は、8月下旬~9月初旬頃を予定しており、「インドネシア新世代トレンド」等もテーマとして盛り込む予定です。

ブログをお読み頂いている皆様も「インドネシア」というテーマを通して、是非セミナーへ参加してみませんか?
少人数制のセミナー形式ですので、参加者同士の横の繋がりも深まり、きっと新たな刺激や発見があるかと思います!

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

Posted by Yamaguchi

Producer

トリニティ唯一の体育会系。運動で培った精神で、思い立ったらすぐ実行!新興国リサーチ業務でも、インド、インドネシアを中心に"足で稼ぐ"タイプ。

2012年 02月 03日 | INDIA | Posted by Hayashi

新宿のとある道路沿いのインド料理屋さん、
毎日、爆音で音楽が流れ、入るのに躊躇するほど。

思い出すのが、インドの道路に響き渡る「音」、「音」、「音」。
緊急車両で溢れているかと思う程、クラクションはそこら中で鳴り続け、
耳が慣れるのか、鈍感になるのか、
地元の人は夏ならその道路わきで、昼寝をしている風景を結構見かける。

i_h02_20120113_02.jpg

これだけ日常的に大音量に接しているインド人にとって、
音をデザインする事は、インドの製品開発に深い関係が有るようだ。

現代自動車では、クラクションの耐久性を高め音量を上げる工夫をし、
ハンドルに装着しているクラクションのスイッチを増やすことで、
販売シェアを伸ばしたそうだ。

それまでも、どんな車もクラクションは大音量の物に交換するのが普通で、
残念ながら騒音公害としては、悪化していると言える。
各都市でも騒音公害は深刻で、ノークラクションデーというのがある。
デリーでは1月1日がその日にあたるが、普段と変わらずというのが実状のようだ。

そんなインド人は、映画も大音量で見る傾向があり、
そこに目をつけたソニーは、薄型テレビに大口径スピーカーを
搭載したモデルを発売し、インド薄型テレビ市場シェア1位に導く功績を残した。
ローカライズで、現地のニーズを的確に捉えた商品展開の一例だ。

i_h02_20120113_04.jpg

i_h02_20120113_03.jpg
↑ 訪問家庭をした際の写真。スピーカーが大きい。

しかしながら、ディワリ(インドのヒンドゥー教の新年のお祝いで、
別名「光のフェスティバル」とも呼ばれ、10月末から11月初めの
インド歴の第七番目の月初めの新月の日に開催される)には、
パーティでは、夜通し大音量で、ヒンディ映画の音楽を流したり、
使用者のモラルが、問われるマイナスのケースも有るようだ。

今後、インドにおいて音デザインが、騒音公害を改善する方向で活用され、
そうした商品を使うユーザーの意識も変化し、
平穏なインドがいつしか実現する事に期待したい。

Posted by Hayashi

Researcher

イリノイでデザインを学び、米国でデザインビジネスに従事。幅広いアメリカンネットワークを背景に、ヤマト魂もあわせもつ"熱い男"。そのキャラクターを活かして、インドをはじめ新興国でのハードな現場で大活躍。

1  2  3  4

トリニティについて

新興国のみならず、国内はもとより欧州、北米、中国、韓国をベースとする、世界でのリサーチを展開し、日本製品のデザイン戦略に貢献致します。その他の事業内容につきましては、弊社サイトをご覧下さい。
http://www.trinitydesign.jp/

info@trinitydesign.jp


海外提携会社の詳細はこちらをご覧下さい。

​ ​