2012年 02月 03日 | INDIA | Posted by Hayashi

新宿のとある道路沿いのインド料理屋さん、
毎日、爆音で音楽が流れ、入るのに躊躇するほど。

思い出すのが、インドの道路に響き渡る「音」、「音」、「音」。
緊急車両で溢れているかと思う程、クラクションはそこら中で鳴り続け、
耳が慣れるのか、鈍感になるのか、
地元の人は夏ならその道路わきで、昼寝をしている風景を結構見かける。

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これだけ日常的に大音量に接しているインド人にとって、
音をデザインする事は、インドの製品開発に深い関係が有るようだ。

現代自動車では、クラクションの耐久性を高め音量を上げる工夫をし、
ハンドルに装着しているクラクションのスイッチを増やすことで、
販売シェアを伸ばしたそうだ。

それまでも、どんな車もクラクションは大音量の物に交換するのが普通で、
残念ながら騒音公害としては、悪化していると言える。
各都市でも騒音公害は深刻で、ノークラクションデーというのがある。
デリーでは1月1日がその日にあたるが、普段と変わらずというのが実状のようだ。

そんなインド人は、映画も大音量で見る傾向があり、
そこに目をつけたソニーは、薄型テレビに大口径スピーカーを
搭載したモデルを発売し、インド薄型テレビ市場シェア1位に導く功績を残した。
ローカライズで、現地のニーズを的確に捉えた商品展開の一例だ。

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↑ 訪問家庭をした際の写真。スピーカーが大きい。

しかしながら、ディワリ(インドのヒンドゥー教の新年のお祝いで、
別名「光のフェスティバル」とも呼ばれ、10月末から11月初めの
インド歴の第七番目の月初めの新月の日に開催される)には、
パーティでは、夜通し大音量で、ヒンディ映画の音楽を流したり、
使用者のモラルが、問われるマイナスのケースも有るようだ。

今後、インドにおいて音デザインが、騒音公害を改善する方向で活用され、
そうした商品を使うユーザーの意識も変化し、
平穏なインドがいつしか実現する事に期待したい。

Posted by Hayashi

Researcher

イリノイでデザインを学び、米国でデザインビジネスに従事。幅広いアメリカンネットワークを背景に、ヤマト魂もあわせもつ"熱い男"。そのキャラクターを活かして、インドをはじめ新興国でのハードな現場で大活躍。

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