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2014年 12月 01日 | BRAZIL | Posted by Fukazawa

2014年10月26日、ブラジルでは大統領選挙(決選投票)が行われた。
結果、現職のジルマ・ルセフ大統領が、最大野党である社会民主党党首のアエシオ・ネーベス氏を僅差で破り再選した。
ちなみに、ジルマ氏はブラジル史上初めての女性大統領でもある。

この大統領選選挙の前後、ちょうどサンパウロに滞在していたのだが、
現地で働く日本人のメディア関係者から、社会民主党時代の経済的不安定さを考えると、今の方がまし、ということでジルマ氏が再選するのでは、と聞かされていたのだがその通りの結果となった。

ただ、私が興味を持ったのはブラジル国民の選挙に対する関心の高さである。
選挙の前日には、多くの人が支援する候補者を鼓舞するがごとく、
候補者のシールを張って街を歩いているのだが、これには驚いた。

01-1サンパウロ_候補者シールをはるカップル.JPG
サンパウロ市内の本屋にいた背中にアエシオ氏支持のシールを張ったカップル

01-2サンパウロ_候補者シールをはる女性.JPG
同じ本屋にいた女性。こちらもアエシオ氏支持のシールを張っている

02ジルマ氏支持シールLGBT.JPG
サンパウロ市内の道路に落ちていた、ジルマ氏を支持するシール。
LGBT(セクシャル・マイノリティ)コミュニティであることを示すレインボーパターン

これ以外でも、候補者の旗を掲げて走る自動車に対し、
同じ候補者を支援する人が、拍手を送るという風景も目にした。

なぜブラジルでは選挙に対してこのような熱気があるのだろうか?

そもそもブラジルでは義務投票制が採用されており、
理由なく棄権すると罰金・罰則がある与えられ、
その罰則自体もパスポートがやビザが取れなくなったりと、
社会生活上、大きな影響があるものとなっている。

日本ではなじみの薄い義務投票制だが、
どうやら、世界的にはオーストラリアやシンガポール、ベルギー等、
一定数の国と地域で採用されているようだ。

もちろん義務投票制自体、賛否両論あり、
任意投票制と比較して優劣をつけることは難しい。
義務だから致し方ない、という態度の人々もいるだろう。

ただ、自国の未来を占う選挙に対し、
高い関心を持ち、積極的に参加している大勢の人々を見ていると、
なんだか、大きなエネルギーと共に国自体が動いているように感じられ、
少し羨ましく思えたのである。

2016年には、ブラジル第2の都市であるリオデジャネイロで
オリンピックが開催され、2020年には東京でオリンピックが開催される。

出来れば、今の東京にはちょっと不釣り合いぐらいのエネルギーをリオから受けとり、2020年の東京を大きく変化させるきっかけを、皆様と一緒に創っていきたいものである。

Posted by Fukazawa

Design Producer

海外のデザイン・トレンドの事情通。トルコやブラジルなど、新興国の情報収集に余念がない。

2013年 01月 18日 | BRAZIL | Posted by Yuasa

ややアッパーな中間層といわれる中で、結構、話題になっているのがヘルシーフード。
(ブラジルの中間層は、年間可処分所得が5,000~35,000ドルと言われている。)

ブラジルでも、農水省とINMETROが有機食品の認証制度を管理・運営しているが、街中のオーガニック、ヘルシーフードは言葉の概念、定義は今だ曖昧であり、だからこそ、BRICsの中でも一際、この分野のマーケットが一つのブームとして盛り上がっている。

下記の写真を見ていただきたい。
かなりおしゃれな人たちが、野菜を中心としたビュッフェ形式の食事を楽しんでいる。

サンパウロのおしゃれヘルシーなレストラン2.jpg
カジュアルで気の利いたインテリアでオーガニックフードを楽しむパウリスタ。

場所は、サンパウロ市内の東京の代官山みたいなところなので老若男女、皆自らのファッションスタイルをも誇示しているかのようだ。
「食」が見事に「ライフスタイルの中に組みこまれている」感。
もちろん、カラダのボリューム感は、ヘルシー志向の方々とはいえ、たっぷりと
した量感あり。

ブラジルはヘルシー志向でもボリューム満点2.jpg
ダル豆と玄米、そしてオーガニック野菜の最初のプレート。

サンパウロの代官山スタイルレストラン2.jpg
レストラン名「Banana Verde」とは緑のバナナの意。

次は、中心街セントロ。
ランチは付近のビジネスマン、ウーマンで満杯になる。バイキングスタイルで
メニュー数はなんと80皿を超える。
ブラジルは野菜も果物も豊富なので、圧巻だ!

ブラジル_セントロのランチバイキング.jpg
ヘルシーとは云い難い、もの凄い量のビュッフェ。5~6回の"おかわり"は普通。

とはいえ、皆食べる、食べる・・・・いくらヘルシーだからといっても実は肉が無いだけで、チーズもふんだんに使い、なんとデザートの種類も豊富で取り放題。
たまたま座った隣の客は6回もお皿を取り替えた!
こうなると、どこがヘルシーなのか、だんだんと疑問に思えても来る。
こちらもお客さんは、かなり太め。肉を食べない~事で安心している感じ。

話は飛ぶが、
此処ブラジルでは、スキニーであることは、なんの魅力もない。骨も筋肉も脂肪もちゃ~んと付いていて「身も心も逞しい」事が、女性の「美の基本」らしい。
とくに「おしりの膨らみ」は必須。
ここにシリコンを入れるのも、変わらず流行っているのだとか。なので健康志向ではあるが、ダイエットをしたい人は少ないんだそう。微妙。

(インドもそうだったが、1994年にミス・ワールドとミス・ユニバースがインドから相次いで選ばれたことで、一転。太っていることは美人の条件ではなくなった。)
ブラジルの未来の女性の美的な基準は如何に変化するのだろう。

最後にリオの市内セントロで見つけたオーガニックレストラン。お弁当箱に入った、正真正銘の有機野菜と酵母パン。ワインも有機ワインを多数揃えている。味もなかなか洗練された味。

ブラジル・リオのオーガニックレストラン2.jpg

昼時なので、ぼちぼちとお客さんが入ってきた。サーブされたブラジル人カップルのテーブルを覗くとなんと2人で3人分をオーダーしていた。

ブラジル・リオのオーガニックレストランメニュー1_2.jpg

ブラジル・リオのオーガニックレストランメニュー2_2.jpg
緑の木のトレーに白い皿でサービス。全て有機農法で作った食材。有機ワインも豊富。

ブラジルでは、ヘルシーといっても「腹八分目」という言葉はなくて、
たくさ~ん食べるのが基本なんですね。

Posted by Yuasa

Trinity COO

トリニティ代表。日本のデザインポテンシャルの向上の為、持てる気力・体力・知力を尽くして新興国を飛び回る日々。

2012年 12月 07日 | BRAZIL | Posted by Yuasa

デザイン調査の仕事で市内を歩きまわってヘトヘトになった所で、
可愛いジューススタンド(らしき)お店を見つけた。
Rei do mateと(ポルトガル語)書いて「マテ茶の王さま」という意味らしい。

1_サンパウロのかわいいジューススタンド.JPG
明るいインテリアの店内。男の子カップルも多い。

メニューやショップ内のウンチクを四苦八苦して読んでみると、
どうやらマテ茶の専門店で、マテ茶をベースに、沢山の種類の
フルーツや雑穀などをその場でトッピングしてくれる。
この新鮮でヘルシーな感覚が受けているらしく、満員御礼。

3_サンパウロのマテ茶.JPG
マテ茶を目の前で淹れてくれる。

4_サンパウロのマテ茶.JPG
フルーツを入れたい場合はマテ茶と生のフルーツをジューサーへ。

5_サンパウロのマテ茶.JPG
豊富なメニュー展開

日本でもマテ茶は、このところ健康志向の女性達にも人気で、
ビタミンやミネラルを多く含んでいるため、飲むサラダとも
称されている。此処ブラジルも、中間層が健康志向に「まい進中」のため、
このブームに乗じて、一躍脚光を浴びている。

早速オーダーして飲んでみると、これが信じられない甘さ!?
せっかく健康志向と言っているにもかかわらず、
日本人にはスイーツのようで残念!

2_スイーツのようなマテ茶.JPG
このブランドのシンボルでもあるキャラクター。
左がミルク入りマテ茶。右側がパッションフルーツ入りマテ茶。見た目ほとんど変わらない。

ブラジルでも、肥満は今大きな社会問題だ。
20才以上の国民のおよそ半数が体重過多。
体重過多か肥満と分析されたのは男性51%、女性49%と1970年以降最も高い水準らしい(IBDE、WHOのデータより)

・・・とはいえ、街を歩く人々は老若男女、多くはかなりのボリューム感。
(他の新興国と違って「女性が痩せたい願望」は、セクシーに見えないという
理由から今のところ、ほとんど皆無らしい。)

いくら健康茶でも、これではかえってハイカロリー、ハイコレステロールで
血糖値も高くなってしまうのでは~とブラジル人の健康を気にしつつ、
自分のウエストの脂肪に思わず手が行く私であった。

Posted by Yuasa

Trinity COO

トリニティ代表。日本のデザインポテンシャルの向上の為、持てる気力・体力・知力を尽くして新興国を飛び回る日々。

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