2015年 11月 04日 | | Posted by Kikuchi

最近ひそかに流行している、プライベートな空間での少人数によるイベント。
先日行われた原美術館(東京都品川区)での、ピエール・エルメ・パリ主催の屋外映画上映会「TRAVEL CINEMA」がまさにその様子を表していました。

夜の原美術館.jpg

土曜の夜、美術館の閉館後、ぽつぽつと集まった人たちは、美術館の庭園に案内され、温かく、ほろ苦いショコラショーとチョコレート盛り合わせのプレートを受け取り、各々好きな場所に腰を下ろします。

少しずつ肌寒くなってきた秋の夜空に、ブランケットを提供されて体が温まってきた頃、その上映会がスタート。

原美術館の中庭で.jpg

濃厚なショコラショー.jpg

ピエール・エルメ・パリのスイーツ.jpg

このイベントは、ピエール・エルメ・パリが期間限定で行っているプロジェクト「ARIGATO CHOCOLAT(ありがとうショコラ)」の一環。
東京在住のフランス人アーティストK-NARFとヤマハ発動機株式会社の三輪車スクーターTRICITY(トリシティ)のコラボレーションにより実現したものです。

上映会のコンテンツは、プロジェクトのためにK-NARFが一から手がけた、架空のチョコレートの広告やショートフィルム、TRICITY(トリシティ)の制作過程を記録したムービー。

1分間という短い時間で作られたチョコレートの広告映像は、「無音」。
夜が更けた静かな庭園に、とても静かな時間と映像が流れました。上映後にK-NARFから「音がないフィルムのほうが美しいでしょ」とのコメント。とても印象的でした。

K-NARF氏の手によるショートフィルムの上映.jpg

K-NARFの作品コンセプトは、ネオビンテージ(過去と未来の要素が交じり合った)の世界観。
そのコンセプトにあう、ちょっとアナログで懐かしい風合いの映像に、見ている人が皆、どんどん引き込まれていくのを感じます。

ショートムービー上映後には、K-NARF自らがTRICITY(トリシティ)にまたがり登場。自らが本体に施したアートの解説のあとは、本体に設置した映写機からショートフィルムを再びミニスクリーンに投影し、私たちを二度楽しませてくれました。

K-NARF作・トリシティ映写機.jpg

あっという間の1時間でしたが、チョコレートの温かな後味が残る、素敵な夜の報告です。

Posted by Kikuchi

Researcher

カラーデザイン(CMF)のプリンセス。
上海はじめ海外ネットワーク醸成中!

2015年 10月 21日 | その他 | Posted by ブログ管理者

トリニティでは近年のサービス拡充を受けてコンテンツを見直し、
Webサイトをリニューアル公開しました。
http://trinitydesign.jp/

時代の変化と共に仕事の幅を広げてきた弊社ですが、クライアント様に会社紹介をさせて頂くと「そんなこともやっていらっしゃったんですか!」と驚かれることもしばしばあります。
ご紹介する側としては嬉しい反面、伝えることの難しさ、伝わらないもどかしさを抱えていました。

トリニティのサービスを、もっと多くの人に知ってほしい!
そんな思いから、サービスメニューを刷新しての公開となりました。
これを機に多くの人にご覧頂ければと思います。

●魅了するトップのビジュアル「TRINITY Cover Gallery」
今回のリニューアルでひときわ目を引くのが、トップページを飾る"卵"の写真。
トリニティでは、Trinity Cover Galleryと題してさまざまな表現者との共創を展開していきます。

今回は、Webサイトのアートディレクションを努めてくださった清水麻美子さんと、フォトグラファーの藤本慎吾さんの共作による"Samsara of Water 1"という、連作の中の1枚がトップを飾っています。

人間の根源欲求である創造のパッションを包みこみ、
あたため、孵化させたい。
そんな想いを込めて、トップページに使わせて頂いています。

●Samsara of Water 1に込められた想いとは、そして新サイトについて。
全体のアートディレクションを手がけられた清水さん、フォトグラファーの藤本さんに製作時のエピソードについて、お伺いしました。

―Samsara of water 1のコンセプト、目指したもの
清水:"Samsara"とは輪廻(再生の無限のサイクル)のことです。生命の源である「水」をモチーフに、日々の生活・命(LIFE)、またはもっと広い意味での宇宙のサイクルをテーマにした三連作の1つです。のこりの2つも氷(固体)や湯気(蒸気)等に変容した水をエレメントとして使っています。
最初は水を使ってなにか作れないかという単純な動機だったのですが、ディティールや取り上げるモチーフを考えているうちにストーリーが広がっていきました。

TRINITY_TOP_resize.jpg
トリニティ・Webサイトのトップを飾る「Samsara of Water 1」。生命の源である「水」をモチーフに、液体、固体、蒸気という3つのエレメントで表現された世界は、宇宙の始まりをイメージさせる幻想的なもの。新たなイマジネーションが生まれることを期待させる。

―Samsara of water 1撮影時のエピソードを教えてください。
藤本:コラボレーションというよりも、清水さんの作品ということで、私は彼女のイメージをいかに具現化するか、そのお手伝いができればと思いました。
清水:スタジオに雨を降らせ、その雨で揺れてくるくる廻ってしまう卵のベストな位置のタイミングをねらったり、背景のライティングを雨の粒がちゃんと見えるよう白すぎず濃すぎずかつ奥行きを感じさせたり、など好き勝手な要望を非常に正確で高い技術とアイデア、かつ情緒的で繊細な空気感を出していただき、見事な仕事ぶりで思った以上の画に仕上げていただきました。

―藤本さんが写真で表現したいと思っていることとは?
藤本:表現とかではなく、撮りたいものを撮るって感じです。それは永い写真人生で、どこへ行くのか?何を撮るのか?強いて言えば、そのときの自分なんでしょうか?

―トリニティに対してのファーストインプレッションについて
清水:代表の湯浅さんに「トリニティからうけるイメージをひと言でいうと?」と最初のお打ち合わせ聞かれて「白フクロウ」とお答えしたのを覚えております。

そのこころは、フクロウの知性的なイメージと、なにものにも染まらない、または染まることのできるフレキシブルな白という色、ふんわりとした外見は柔らかな感性、そしてクールに先を見通す鋭い視点。というのを感じたのだと思います。その時は直感で答えて、ここまで冷静にご説明できなかったように思うのですが(笑)。

―今回のWebサイト制作で心がけたことは?
清水:非常に多岐に渡る業務内容(WORK MENU)をトップページからどのような切り口で誘導するかを見せ方、整理の仕方などでいろいろと検討しました。

デザイン面では、言葉と図式化を使いこなす調査のプロ集団ですので、中途半端なイメージを使うよりも、文字と記号ベースで見せていくという方向に決めました。よけいな装飾を避けるため、レイアウトの間や文字サイズ、行間など丁寧にみていくという基本に立ち返り勉強になりました。

―各メニューに使われているアイコンがとても印象的です。
清水:ロゴマークやサインなど、言葉や概念を記号化していくことが好きなので、楽しく作成しました。しかしながら項目が幅広く専門的な言葉でしたので、シンプルな形に落としこむのに試行錯誤しました。

-ブログをご覧の方に一言
清水:この度トリニティさんのサイトの制作に携わらせていただき、制作中のやりとりなどからデザインの現場にいるものとしてとても勉強になりました。
さらにサイトの顔ともいえる場所に作品を大きく使っていただきうれしく思います。
リニューアルされたサイトについて使い勝手その他ご意見いただけましたら、さらに良い方向になるようお手伝いさせて頂きたいと思っております。
アートワークの制作も小品をアートマーケットで販売したり、展示の参加などをサイト等で告知しておりますのでご興味いただけましたらチェックしてみて下さい。

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清水麻美子(アートディレクター)
東海大学卒。在学中よりデザインスタジオにて展覧会グラフィック、装丁等グラフィック制作に携わる。デザインスタジオ、ウェブプロダクションを経て2004年独立。2010年、株式会社マミコ社設立。
サイト、グラフィック、CI/VI、映像など様々なジャンルのコミュニケーションデザイン行う。
パーソナルワークとしてモノコラージュ、物語の記号化などを試みる映像などを制作、発表している。
東海大学教養学部非常勤講師 日本グラフィックデザイナー協会 正会員
http://www.mamico.co.jp/


藤本慎吾(フォトグラファー)
1978 東京都出生
1999 カメラアシスタント ヨーロッパをキャンピングカーでまわる
2004 アート書「elaelaelaelaopa!」の発行開始 http://www.elaelaopa.com/
2004 株式会社アマナに入社
2011 フリーランスとして活動開始
2014 株式会社 シンカ設立

受賞歴
2008 ニューヨーク・フェスティバル/銅賞
2008 メディアスパイクス/FINALIST
2009 TCC賞
2010 第49回ビジネス広告大賞/ビジネス広告大賞
2010 第50回消費者のためになった広告コンクール 雑誌広告部門 I部門(医薬品+化粧品+雑貨+洗剤)/金賞
2010 第53回日本雑誌広告賞/金賞
2011 カンヌ国際広告祭/アウトドア部門/金賞
2012 第41回フジサンケイグループ広告大賞 メディアミックス部門/グランプリ
2013 カンヌ国際広告祭/デザイン部門/金賞
2013 D&AD Awards「Yellow Pencil」

広告 / カタログ
TOYOTA / adidas / Burberry / ルミネ / 日本マクドナルド / suntory / NIKE /
京セラミタ / コロンビアレコード / hummel / NTT東日本 / JR東日本 / Starbucks / SONY / 東芝 / NEC / エスエス製薬 / ワコール / 富士通 / サッポロ / LOTTE /
日本ガラスびん協会 / ミサワホーム / 日本コカコーラ /ASAHI / SEIKO / CANON / KIRIN

CM
全日空 /ルミネ/ハウス食品 / 京セラミタ / スケーター/テイジン

映画ポスター
上島ジェーン/クルミ割り人形 / 進撃の巨人

http://fujimotoshingo.com/

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2015年 07月 23日 | 福祉 | Posted by ブログ管理者

去る6/26、トリニティ恒例のセミナー企画、福祉×デザイン・アイデアソンの特別企画として、福祉施設訪問を実施した。

これまでの福祉×デザイン・アイデアソンでは毎回、福祉・介護・子育ての現場で活躍する方々をゲストに招き、ご参加頂いた方たちに現場からの生の声をお届けしていたが、今回はゲストに来て頂くのではなく、こちらから直接現場に赴いて「現場のリアル」を見に行こうという趣旨のもと、企画した。

今回、訪問したのは特別養護老人ホーム・アンミッコ。

施設に到着し、一歩足を踏み入れた瞬間、目の前に広がった景色に面食らい、思わずあっと声を出しそうになってしまった。
福祉施設の見学ということで、今回正直言って少なからず緊張したり、気が重い部分があったのだが、実際に足を踏み入れた時、目に飛び込んできたのは鮮やかな色彩であり、圧倒的な開放感、モダンなインテリアデザイン、そして効果的に取り入れられた自然の光...。

これはすごいところに来てしまったのかもしれない。あまりにもポジティブな装いを前に、それが正直なファーストインプレッションだった。

アンミッコ正面入口ロビー.JPG
一歩足を踏み入れた瞬間から、開放感ある鮮やかなインテリアに圧倒される

ロビーでは、代表の三浦祐一さんに直接お出迎えして頂いた。
今回、トリニティを中心とした見学のメンバー8名は、研修室に通された。

最初に、スライドが上映された。アニメーションで、次々と文字が表示されていく。
本当はもっとこうしたいな、こうだったらいいのにな。
こういうことは嫌だな。でも...

結局、言葉を飲み込む、我慢をする。そんな、少し悲しい物語。
それは決して発せられることのない、利用者であるお年寄りの人たちの、
叫びにも似た悲しい心の声だった。

それが福祉施設を利用する高齢者の方たちの置かれている現状であるとのことだった。そんな言葉の数々で紡がれたスライドを見た後、三浦さんがおっしゃっていた言葉が印象に残った。
「入居者の方がこういう思いをしない施設を作りたい」
その理想を実現するために、アンミッコは誕生した。

アンミッコ三浦様よりご説明.JPG
アンミッコについて代表の三浦様より詳細にご紹介頂いた。真剣に聞き入る参加メンバー一同。

先進的な取り組みの数々
ご紹介頂いた内容から、アンミッコは既存の特養ホームにはない、数々の先進的な取り組みをされていることがわかった。

まず、電子カルテの導入。日本国内での電子カルテ普及率は現状3割ほどであり、特に福祉・介護領域での導入は遅れているとのことだが、アンミッコでは積極的に導入している他、館内には無線LAN環境を整えてある。ビッグデータとしての将来の活用を目指し、先行してのデータ収集を行ったりもしているという。

次に建物の意匠設計。冒頭でインテリアの印象について述べたが、外観もマンションのようにモダンで美しく、施設名の看板などは見当たらない。これは「施設」ではなく、「住まい」を目指したから、ということだった。そのために意匠設計はイタリアで学び、現在はホテルや飲食店の設計などを手がける設計事務所に依頼する力の入れよう。
これほどまでに綺麗な施設を作り上げたの理由は、
「入居者にとっての豊かな人生のため」「家族の後ろめたさをなくすため」
「良いスタッフを集めるため」であるという。その目的は、現状でも既にほとんど達成されているのではないか、と感じた。

アンミッコ施設外観.JPG
アンミッコの施設外観。明るくモダンなイメージでまとめられている。

また、入居者にとっての「食」についても、述べておかなくてはならない。
アンミッコでは「ユニバーサルデザインフード」を提供している。これは、咀嚼力の弱いお年寄りを想定した刻み食、ミキサー食ではなく、食べやすくムース状に加工した上で見た目を重視し、おいしく本物に見えるように成形し直し、食欲がわくようにして提供するものだ。

刻み食、ミキサー食のサンプル画像を拝見したが、料理としての原型は全く失われ、これっぽっちも食欲がわかなかった。このような食事が毎日続けば誰だってうんざりするに違いない。食事は、生きていく上で大切な楽しみの一つだ。しかもミキサー食は加工の過程で水分が出て量が増えてしまうため、想定している量を食べきることができなくなってしまう。

その結果、体重が減少することになる。おおよそ体重が1割減ると死亡リスクが大幅に増加するということだ。
しかし、アンミッコが提供するユニバーサルデザインフードならば、本物の料理と見分けがつかないほど、形・彩りを再現しており、これならば食事も楽しくなりそうだ。
この方法で食事を提供しているのは、おそらく全国でここだけということだ。

きざみとミキサー食.jpg
アンミッコさまから提供された、従来の介護食のサンプル画像より。これらでは食事の楽しみは全く提供されないと感じた。

ユニバーサルデザインフード.jpg
一方、アンミッコが提供する「ユニバーサルデザインフード」。ぱっと見では普通の食事と見分けがつかず、思わずお腹が減ってしまう

サービス業のプロとして・スタッフ教育への取り組み
施設スタッフには「サービス業のプロであれ」、そして最高の「介護人」であれ、と教育している。入居者に対して「やってはいけないサービス」は存在しない。むしろ、あえて"不公平な特別"を推奨しているという。例えば入居者への足湯のサービスは、ある一人のスタッフの提案から始まったものだった。

また、お誕生日にはサプライズでお孫さんを呼ぶなど、感動を与えるサービスを目指しているという。サービス業のプロとして高い意識を持ってもらうために、スタッフには全員名刺を持たせているそうだ。通常の福祉施設では、役職を持たないスタッフまで名刺を持つことはほとんどない。

その高いプロ意識を醸成するため、当然スタッフの教育にも力を入れている。
看護師の教育にならい、介護職版のラダー教育プログラム作っている。
座学、知識、マインドといったところから実技、グループワークにまで段階ごとにステップアップしていき、修了までに6年間を要する、綿密に構成されたものだ。また、研修だけでなく、評価制度も合わせて充実させている。個人評価制度がきちんと導入されているところは、介護の世界ではごく少ないという。

少し意外だったのが、このカリキュラムはあるステップまで到達すれば、外に行っても良いというルールがある点だ。これは、現場の役職のキャパシティが限られているため、リーダーになるためには、外に出ないとなれないこともあるためだ。折角育てた人材が流出してしまうのは損失と受け捉えられるが、ここで育った介護士が外に出て行くことで、アンミッコのクオリティを広く啓蒙し、ひいてはアンミッコの知名度を高めるという、ブランディング的な側面もあると聞き、感嘆させられた。

こうした数々の取り組みに、国内はもとより中国、台湾などからも見学に訪れる人がいるという。福祉施設として、まさに先端にあると言っていいだろう。

施設見学
ひととおりご説明を伺った後、私達は実際に館内を見学させてもらった。
三浦さまのご案内のもと、廊下を進み、2階へ向かう。
途中、空調のダクトが目に入った。館内の温度・湿度はモイストプロセッサー(調湿機)によって快適に保たれており、特に湿度のコントロールによってカビやダニ、ウイルスまでをも防いでいるとのこと。

アンミッコの明るい館内.JPG
既存の特養ホームの常識を大きく覆す明るいイメージは、気鋭のデザイン事務所の手によるもの。天井にモイストプロセッサーのダクトが見える。

アンミッコ壁面には写真を展示.JPG
廊下壁面には写真作品が展示され、温かなな空間づくりに貢献している。

館内を歩いていてつくづく感じたのは、こうした医療・福祉施設につきまとう消毒薬などの、独特の「臭い」がまったく感じられないということだった。

これについては三浦様よりご説明があったが、オムツの交換が大抵の施設では定時交換(決まった時間に取り替えること)で行われているのに対し、随時交換としたり、処分する際は新聞紙にくるんでビニールに入れて処分とすることで、とにかく手間を惜しまないことによって排泄臭を徹底して取り除くということに挑戦しているということだった。

次に、浴室を拝見させてもらった。
お一人の入居者に対して、職員が二人で対応するという。大抵の施設では人員確保の点からこうしたことはほとんどなく、大勢の入居者の方を複数の職員がほとんどバケツリレー方式のような形で入浴させることになってしまっているという。それをとりやめてお一人ずつ個別対応とすることで、入居者の方にはゆっくりとリラックスして入浴してもらえる上、職員と入居者の貴重なコミュニケーションの場ともなったそうだ。

また、浴室壁面は通常、コンクリートとタイルによる作りなのを見なおして、マンションと同じ建材を使用。これによって浴室の寒暖の差がやわらぎ、ヒートショック対策になっているという。

アンミッコ浴室.JPG
施設ではなく、「住まい」であることを重視した結果、建材にもマンションと同じクオリティを求めた。

アンミッコ居室.JPG
居室は多人数部屋ではなく、全て個室タイプ。部屋の間違いを防ぐため、インテリアは3タイプあり、いずれも心地よく穏やかなテイストでまとめられている。

アンミッコ施設見学の模様.JPG
調理場について解説を行う三浦さま

アンミッコ中庭.JPG
福祉施設で自然光を取り入れた空間づくりは珍しいとのこと。

アンミッコ共有スペース.JPG
共用スペースは、家庭のリビングを思わせる佇まいにここが施設であることをしばし忘れそうになるほど。

今回の視察を通して実感したことは、超高齢化社会を迎える2025年以降の時代を見据えた介護・福祉現場でのイノベーションを起こすための取り組みは、既に高いレベルで始まっているということだった。

書籍やインターネットによる座学から学ぶことも大事だが、やはり一歩外に出て先端的な取り組みを直接目の当たりにすることで、福祉・介護の問題に対する私達一人一人の意識も変わっていくだろうと思う。
これからの時代をより良くデザインするために、たくさんの可能性の芽をみることができた、今回の福祉×デザイン・アイデアソンでした。

いつかは自分の親族、そして自分自身にも訪れる「死」。
その最期の時を過ごす終の棲家がこのような空間であったならば、
満足感に浸りながら余生を過ごせるのかもしれない。

お忙しいところ時間を割いてご案内してくださったアンミッコ代表の三浦様、職員の皆様方、そしてアイシン精機(株)稲摩様、JVCケンウッド・デザイン(株)鬼頭様、河西工業(株)小西様をはじめご参加頂いた皆様方、本当にどうもありがとうございました。

社会福祉法人 天佑 特別養護老人ホーム アンミッコ
〒359-0002 埼玉県所沢市中富1639-3
TEL:04-2990-2200 FAX:04-2990-2205
http://www.ammicco.or.jp/

記念撮影.JPG
最後に入口ロビーにて記念撮影。
とても和やかな雰囲気のもと、最後までリラックスして見学することができた。

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2015年 06月 21日 | 福祉 | Posted by ブログ管理者

「2025年問題」「超高齢化社会」「在宅介護」
私たちがこれから生きる社会には、たくさんの「不安」が待ち構えています。
「まだ先のこと」「考えたくない」そう思っていると
まさか、の時に呆然としてしまうかもしれません。
人は生まれたら、必ずいつか終りを迎えます。
何があっても、精一杯、楽しんで感謝して、最期まで生きる。
私達はそれらを自らの意思でデザインすることが出来ると信じ、
そのための一つ一つを積み重ねていきたいと考え、対話の場を持ってきました。

今回は一つの視点にフォーカス。言葉だけは聞いたことがあるかもしれない「認知症(にんちしょう)」について。

2025年の認知症・有病者予測、約700万人と言われています。
もし、ご近所のあの人が、親戚の誰かが、家族の誰かが、友人が、そしてもしかして、貴方が...?
そう仮定した時、一体それはどんな世界なのか。共に、考えていきませんか?

内容:
(1)参加者からのライトニングトーク

(2)認知症について話題提供:山本幸美※
  ・認知症のことがわからない
  ・認知症の人にどう対応すればよいのかわからない
  ・認知症の人の言動に振り回されてイライラしてしまう
  ・病気なのは分かるけど忙しいと優しくできなくなってしまう
  こんなことはありませんか?

(3)グループワーク
  あるケース(ペルソナ)から、各チームで理想のケアの体制やプロセスなどの設計にチャレンジ。実際との差など多くの気付きに出会うはず。

(4)発表


日時:7月11日(土)13:00~16:00(その後、懇親会)
場所:おくりびとアカデミー
参加費:2000円(懇親会は別途実費)

※話題提供者プロフィール
山本幸美(やまもと さちみ)
看護師(認知症看護認定看護師)/認知症ケア専門士
美容ライター/ホリスティックビューティーインストラクター
『認知症の人の不利益をなくする』ことを目標に介護・福祉の分野で活動している。介護現場での実践をはじめ、介護職向けの講義を行っている。また、看護師のライセンスを活かして美容関係の仕事も行っている。

※ファシリテータープロフィール
須藤 順(すとう じゅん)
トリニティ(株)ソーシャル・ケア・デザイナー/(株)CCL取締役・コミュニティデザイナー
1981年生まれ。博士(経営経済学)、社会福祉士。ソーシャルワーカーを経て、中間支援機関でソーシャルビジネス支援に従事し、(株)CCLを立ち上げ、全国各地のコミュニティデザインや企業の新事業創造、コンサルティングを展開。2014年より、ソーシャル・ケア・デザインに参画し、医療・福祉・教育×デザインによるイノベーション創出をサポートしている。

※ソーシャルケアカフェ運営
秋本 可愛(あきもと かあい)
株式会社Join for Kaigo 代表取締役。
大学2年に認知症予防のためのコミュニケーションツールとしてのフリーペーパー「孫心(まごころ)」を発行。4号目が全国の学生フリーペーパーコンテストStudent Freepaper Forum 2011で準グランプリを受賞。 大学卒業後、株式会社Join for Kaigoを設立し「介護に関わる全ての人が、自己実現できる社会をつくる」を理念に掲げ、超高齢社会を創造的に生きる次世代リーダーのコミュニティ「HEISEI KAIGO LEADERS」を運営。2025年に業界内外の多様なリーダーシップネットワーク構築に向け活動中。

■ソーシャル・ケア・カフェ
http://care.trinitydesign.jp/

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2015年 05月 30日 | セミナー・お知らせ | Posted by ブログ管理者

福祉・介護現場の課題解決をデザインする、
恒例の「福祉×デザイン・アイデアソン」。
今回はいよいよ実際に福祉施設を訪問しての実施です!
会議室を飛び出して実際の現場に足を運び、「福祉現場の今」を体感する機会となります。

暮らしの場である福祉施設に足を運ぶことで、報道やアンケートなどでは見えてこない、様々な気づきを得ることができます。

利用者や職員の表情や動き、施設の雰囲気、音、光・・・・。

普段の業務では触れることのできない実際の現場に身を置くことで、
これまでの福祉現場に対する印象が変わったり、
または、確信を得たりすることができるかもしれません。

今回のアイデアソンでは、ただ頭で考えるのではなく、肌で福祉現場の今を感じてもらい、そこから新たな気づき、インサイトを引き出す時間を目指します。
ただの視察に留まらず、これまでご好評頂いているご参加者同士の意見交換ワークも
合わせて実施することで、一人だけでは得られない気付きも共有することができます。

施設の現場訪問という都合上、6人に限定してのご案内です。
皆様のご応募をお待ちしています。

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 開催概要
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◆実施概要
開催日時:2015年6月26日(金) 14:00~18:00

集合場所:西武新宿線 新所沢駅 改札前

視察先:特別養護老人ホーム(埼玉県 所沢エリア)
※ご参加確定された方には施設名をお伝え致します。

申込締切:2015年6月12日(金)

◆当日のタイムテーブル
集合:13:40(新所沢駅)
 →全員集合次第、施設へ移動
視察:14:00~16:00
・施設内覧+ご説明(90分)
・質疑応答・ディスカッション(30分)
 →終了後、移動
ラップアップMtg:16:30~17:30(60分想定) 
 →新所沢駅に移動後、解散

◆参加費
6,000円(税込/1名様)
※御社宛に後日、御請求書を発行させて頂きます。

◆参加定員
6名様
※お申込多数の場合は抽選とさせて頂く場合がございます。

◆想定対象者
医療・福祉市場でのデザイン・商品企画・マーケティング活動を行う方々

◆ファシリテーター 須藤 順
トリニティ(株)ソーシャル・ケア・デザイナー
(株)CCL取締役・コミュニティデザイナー
1981年生まれ。博士(経営経済学)、社会福祉士。
ソーシャルワーカーを経て、中間支援機関でソーシャルビジネス支援に従事。
その後、(独)中小企業基盤整備機構リサーチャーを経て現職。
2014年より、ソーシャル・ケア・デザインに参画し、
医療・福祉・教育×デザインによるイノベーション創出をサポートしている。

■お申込み方法
下記欄に必要事項を記載の上、
info@trinitydesign.jpまでご連絡ください。

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