2015年 04月 02日 | セミナー・お知らせ | Posted by ブログ管理者

「ミラノサローネ」「メゾン・エ・オブジェ」「アンビエンテ」
~世界の見本市からデザイントレンドを徹底分析!~

商品企画やコミュニケーションにおいて、世界のデザイントレンドを知り、 活用することは欠かせません。 デザインがかかわる事業がグローバル化すればするほど、世界のデザイントレンドをいち早くつかむことが不可欠になります。

そんな世界のデザイントレンドを見据えるうえで欠かせないのが、 世界的な見本市での情報収集です。
なかでもドイツで開かれる「アンビエンテ」やフランス の「メゾン・エ・オブジェ」、そしてイタリアで開かれる「ミラノサローネ」は、 世界中からデザイナーやビジネスマンが訪れ、最新のトレンド情報を収集し、自らのビジネスやデザインに応用する注目の場です。
デザインのトレンドをいち早くつかみ、また海外でのブランディングを考えていくうえで、 これらの海外見本市への出展・視察は欠かせません。

先進企業がどの様なデザイン開発や海外展開へのリサーチを行い、 ビジネスを進めているのか。
また、出展者や見本市自体から読み取れる、これからのトレンドとは。
本セミナーでは、単独でリサーチすることが困難な複数にわたる大規模な見本市の膨大な情報を、 現地取材でいち早く吸収し、独自の分析を加えて報告。
ジャーナリスト、リサーチャー、 実際に参加したデザイナーなど多様な講演者による解説で、みなさまに世界の最新のデザイン情報をリアルに感じ取っていただきます。

<本セミナーの見どころ>
●現地取材者ならではの視点で現場の注目情報を解説
●「CMF(カラー・マテリアル・フィニッシュ)」などのデザイントレンドを分析
●豊富な写真や映像で現地の様子を実感
●現地取材でしか分からない注目デザイナーの新しいクリエーションがわかる
●ミラノサローネ等で活躍するデザイナーが海外で売れるデザインの秘訣を解説

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【プログラム】

●14:00~15:00
欧州見本市で注目のデザイナー&ブランド
そのデザインの傾向を探る
日経デザイン
協力編集者
高橋 美礼 氏

●15:00~16:00
ミラノサローネから分析する
最先端のCMF(カラー・マテリアル・フィニッシュ)トレンド
トリニティ株式会社
リサーチャー、デザインプロデューサー
村田 まゆみ 氏

●16:10~17:00
海外展示会ビジネスレポート「海外マーケットで売れるデザインの秘密」
株式会社クルツ
代表
島村 卓実 氏

●17:00~17:30
質疑応答

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【トリニティ・講演内容】
ミラノサローネから分析する最先端のCMF(カラー・マテリアル・フィニッシュ)トレンド

パッケージ、インテリア、ファッション、プロダクトの開発で色彩や素材の検討は最重要課題。 しかし、「カラー」「素材」「仕上げ」の流行の変化は速く、 継続的な動向を把握する必要がある。本セッションでは、長年にわたりデザイントレンドを独自のリサーチから分析しているトリニティが、 ミラノサローネなどの展示会情報から最新のデザイントレンドを分析。 実務に直結する最先端の情報を解説する。

◆講師 村田まゆみ(トリニティ株式会社 リサーチャー・デザインプロデューサー)
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◆実施概要
開催日時:2015年6月11日(木) 14:00~17:30
会場 :TKPガーデンシティ御茶ノ水(東京・御茶ノ水/JR御茶ノ水駅から徒歩4分)
東京都千代田区神田駿河台3丁目11-1
三井住友海上駿河台新館2F/3F(事務所 3F)
会場までのアクセス↓
http://tkpochanomizu.net/access.shtml
定員 :80名(定員になり次第、締め切り)
最小開催人員:40名
※参加申込人数が最小開催人員に達しない場合は、
開催を中止させていただくことがあります。
また、やむを得ず講師等が変更になる場合もございますので、
あらかじめご了承ください。

参加費:※今回、当ブログからお申込みの方は
特価でお申込み頂けます!
早期割引料金(~5月14日までにお申込みの場合)
- 特価:34,000円 (一般:38,000円)
通常料金- 特価:35,000円 (一般:39,000円)

■特価でのお申込みはこちらから!
https://ec.nikkeibp.co.jp/pages/FG0702010Ini.do?itm=SM_01W01052862001

主催 :日経BP社・日経デザイン

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2015年 03月 04日 | その他 | Posted by ブログ管理者

海外有名デザイン事務所10社の独自リサーチ手法の全貌を公開!

『 デザイン・リサーチ・メソッド10新装版 』
~革新的な製品を生み出し、未来のニーズを形にする先端手法~
http://bpvs.jp/nd/book/

トリニティが企画・取材・編集協力に携わり、2009年に出版されました
『デザイン・リサーチ・メソッド10(日経BP社)』が、
多くのご要望にお応えする形で、「新装版」として再発売されます。

デザイン思考の先駆者IDEO、アップルのジョナサン・アイブを輩出したtangerine
など世界をリードするデザイン・コンサルティング・ファーム10社を現地取材し、
著名プロジェクト事例を通して独自のリサーチ手法をご紹介。

今なら期間限定特価でご購入頂けます!
詳細は下記ご案内をご覧ください。

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顕在化していない「未来の市場」を開く製品は、どのようにして生まれるのか?
ヒット製品を世に送り続けているデザイン事務所が、人々のニーズをどう探り出し、
アイデアを育み、ビジネス戦略に展開しているのか。

既存の調査手法をもとにしたデザインワークでは導き出せない、"未来の商品"を
描き出す独自の「リサーチ手法」を、現地取材で徹底解明します。

デザイン・シンキングの源流がここにある!

IDEO、tangerineなど海外有名デザイン事務所10社を現地取材し、著名プロジェクト
事例を通して独自のリサーチ手法を明らかにした好評書籍「デザイン・リサーチ・
メソッド10」が、多くのご要望にお応えし復活。デザイン・シンキングを採用する
企業が増えつつある今こそ読みたい、資料的価値の高い1冊です。

●本書の特徴

・リサーチから製品化に至るまでの過程を、実際のプロジェクト事例で
わかりやすく解説。

・BRITISH AIRWAYS、日立製作所、PRADA、コカ・コーラ、シマノほか、
ビッグプロジェクトの事例を収録。

■□ 収録10社とプロジェクト事例

◆IDEO (アメリカ)
シマノ「Coasting Bike」

◆seymourpowell(イギリス)
Telecom Italia 「ブロードバンドルータ」/STANNAH「介護用エレベータ」

◆TheAlloy(イギリス)
ARGUS「消防士用デジタルカメラ」/BT「デジタル・ベイビーモニター」

◆tangerine(イギリス)
BRITISH AIRWAYS「ビジネスクラスシート」/AUPING「介護ベッド」

◆The Division(イギリス)
日産自動車「インテリアデザイン」

◆fuseproject (アメリカ)
コカ・コーラ「Coca-Cola Refresh Recycling Bin」

◆Castelli Design(イタリア)
日立製作所「情報プラットフォーム製品群」

◆AMO/OMA(オランダ)
シアトル中央図書館/PRADA「プラダ エピセンター」

◆INNODESIGN(韓国)
AMOREPACIFIC「LANEIGE」/サムスン電子「サンドイッチ型ノートPC」

◆Front(スウェーデン)
スケッチファニチャー ほか

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発行日:2015年3月23日予定
編集 :日経デザイン 企画・取材協力:TRINITY
新装記念特価:8,900円+税(2015年6月30日まで)
(定価:9,500円+税)
版 型 :A4変型判 約144ページ
発 行 :日経BP社
発 売 :日経BPマーケティング
ISBN : 978-4-8222-6498-7

■□ 内容の詳細、お申し込みはこちらから
http://bpvs.jp/nd/book/

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2015年 02月 12日 | セミナー・お知らせ | Posted by ブログ管理者

遠くて近い問題である介護。
現場にはたくさんの課題が山積しています。

介護を受ける側、サービスを提供する側の双方が精神的、肉体的な課題や不安、悩みを抱えていることが報告され、その解決をいかに図っていくのかが社会問題として取り上げられるようになってきました。

そうした現場にある課題の解決は、これまで通りの方法や仕組み、考え方では解決することが難しいのかもしれません。

これまでと異なる視点や方法、これまで関わりのなかった多様な専門性を持つ人が協働しながら、解決の糸口を見つけていく必要性が生まれています。

未だ解決されていない課題がある、ということは、その解決を図ることでイノベーションを生み出す可能性があるということを意味し、それは企業にとっては大きなビジネスチャンスになるかもしれません。

今回は、話題提供者として、
訪問介護事業に取り組む、株式会社トータルライフコンシェルジェの管理者である水澤弘之亮さんをお招きし、訪問介護の実際とそこで浮かび上がる課題をお話しいただきます。

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[話題提供者プロフィール]
◆水澤弘之亮
株式会社トータルライフコンシェルジェ 介護事業部 管理者

1987年富山県出身 高校生の時、ケガをきっかけにマネージャーに転身。チームを影ながら支える楽しさを学び、人を支える仕事に就きたいと考える。富山健康科学専門学校で、ヘルパー2級の資格を取り、上京を決意。 (株)大起エンゼルヘルプにて2年間、正社員として夜間巡回の訪問介護に勤める。その後、登録ヘルパーとして約3年ALS専門で訪問介護を行う。
2013年に株式会社トータルライフコンシェルジェをたちあげ福祉の希望となるべく介護事業をスタートする。
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当日の進行は、話題提供で得られたインサイトを基に、アイデアワークを行い、課題解決へ向けた具体的な商品/サービスのアイデア創出を目指します。 アイデアワークでは、誰でも簡単にできるアイデア創出のメソッドを活用し、無理なくアイデア創出を図っていきますので、ワークショップやアイデアソンへの 参加経験のないかたでも参加いただけます。

◆想定対象者
今後、医療・福祉市場でデザイン・商品企画・マーケティング活動を行う方々。

◆実施概要
開催日時:2015年3月12日(木)
15:00~18:30(3時間半)
申込締切:2015年2月28日(金)
会場:トリニティ会議室(東京都千代田区)
http://trinitydesign.jp/companyinfo
参加費:当日現金お支払い 5,000円(税込/1名様)
定員:8名
※お申込多数の場合は抽選とさせて頂く場合がございます。

■各セミナー・勉強会のご応募について
下記欄に必要事項を記載の上、
info@trinitydesign.jpまでご連絡ください。

【応募フォーム】
***************************************************************
◇参加希望セミナー・勉強会名:
◇貴社名:
◇ご参加者様名:
◇所属部署名:
◇現在の業務とご応募されるセミナー・勉強会内容との関わりについて:
◇ご連絡先(メールアドレス):
***************************************************************

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2015年 01月 26日 | その他 | Posted by ブログ管理者

今回は異業種企業8社が参加する「共創型ワークショップ」の模様をご紹介。

このワークショップは異業種企業の若手デザイナーたちを対象に毎年行っている企画で、若手の人材育成の場として、ワークショップを通じて異業種間の交流を深めるとともに、お互いが刺激し合うことで商品&デザイン開発力を高めていく相乗効果を生み出します。

特に、今回はクラウドファンディングを活用することで、
参加デザイナー達はインハウスという普段の立場とは異なる"個人メーカー"としての新しいモノづくりプロセスを体感することができました。

またワークショップの進行はハッカソン形式を取り入れました。
そもそも"ハッカソン"と聞いて耳慣れない言葉と思う方もいらっしゃると思いますが元々はシリコンバレーのIT企業から生まれた、時に徹夜も辞さない合宿形式でプログラム開発を競い合うワークショップで、名前の由来もズバリ、「hack (ハック)」+「Marathon (マラソン)」。アイデアの発散・収束、そして実際のアウトプットまで持っていくのが特徴です。

今回、(徹夜こそないものの)2日間連続のワークショップで
参加デザイナーのみなさんには、働く環境をより快適にするような
「ダンボール(紙)を素材とする事で付加価値を生む在宅ワーク向け商品」
をデザインし、実際にプロトタイプ作成まで行いました。

ダンボールという、素材の特性を生かして
・お客様の手元に渡る際に郵送できるサイズである事
・アナログな製品である事
という制約も設けています。

まずは「働く環境で困っていること」について、みんなで "気付き"を挙げて、
共有します。

アイデアの発散ワーク.JPG

気付きはグルーピング分けされ、同じテーマに興味を持つ人同士で更にグループディスカッション。色んな人の意見を参考に、アイデアを発散させます。

その後は、ひたすら個人ワーク!
アイデアをまとめ、考え、スケッチし、ダンボールでのプロトタイプ作成にとりかかる。
あえて製作時間は厳し目に設定されているので、時間内に完成させるために皆、
真剣!

ダンボールによるプロダクト制作風景1.JPG

ダンボールによるプロダクト制作風景2.JPG

さらに2日目の冒頭には、特別ゲストとしてクラウドソーシングの最新事情に詳しい、法政大学経営学部の西川英彦教授による、モノづくりにおけるマーケティングの重要性と、ユーザー主導のイノベーション、そしてそれを可能にするクラウドファンディングの事例について、時にユーモアを交えながらプレゼンをして頂きました。

使い手のニーズや市場性などのユーザー視点を踏まえたものづくりの重要性と、
クラウドファンディング手法の意義を再認識し、後半のワークにとりかかりました。

...そして最後は、皆の前で各自、出来上がった作品のプレゼンテーション。
短時間に作られたとは思えない練られたユーザビリティ、商品としてのデザイン性、美しさ...。いずれもすぐにでもダンボールプロダクトとして発売できそうなクオリティに会場からは感嘆の声が聞かれました。

EyePartition.JPG
●Eye Partition(CUUSOOサイトより)
視界を遮ることで、集中して目の前のPCやノートだけを見ることができるパーティション・アイウェア。

NomadPortableSpeaker.jpg
●Nomad portable paper speaker(CUUSOOサイトより)
スマホで音楽を聴くための、フラットにたたむことができてA5サイズの手帳にぴったり収まるポータブルサイズ・スピーカー。


PC&小物持ち歩きバッグ.JPG
●PC&小物類持ち歩きバッグ(CUUSOOサイトより)
オフィス内での移動時にPCや書類・筆記具を持ち運ぶために。段ボールの特徴であるクッション性がパソコンの耐衝撃保護の役割も果たしている。

ワークショップで製作されたプロトタイプは、ワークショップ終了後もブラッシュアップを続け、クラウドファンディングを用いて実際の商品化を目指します。プラットフォームをご提供頂いたのは、日本国内でのクラウドファンディング・サービスの草分け的存在であり、「持ち運びできるあかり」や「体にフィットするソファ」など話題の商品を無印良品とのコラボレーションにより生み出してきた、
株式会社CUUSOO SYSTEM

また、ワークのためのダンボール素材提供およびワークショップ終了後のビジネスオーナーとして、ダンボールケース及び美粧ケースを中心に企画・製造・販売を行い、ユニークな取り組みが注目される株式会社美販に、それぞれご協力頂いています。

ワークショップを通じて製作されたダンボール・プロダクトたちは、その製作過程が初日にCUUSOOの特設サイトにアップされてコメントを受け付けると共に、ワークショップ終了後には一般公開されて、現在は一般の方たちからも投票を受け付けています。

今回のワークショップから生み出されたプロダクトはこちらから!
是非、ご覧ください。

●CUUSOO BIHANブランドサイト
https://cuusoo.com/brands/bihan

一定の得票を獲得した製品は、市場性ありと判断された場合には(株)美販がビジネスオーナーとなり、実際に商品化されます。

ワークショップの枠を超えて、自分自身のアイデアが実際の製品になったら...。
デザイナーとして、ひょっとしたら普段の業務以上に気合が入ってしまうかも...?

ダンボールプロダクトお披露目.JPG
出来たばかりのダンボール・プロダクトが並ぶ

最後にCUUSOO SYSTEMに、今回の取り組みについてお話を伺いました。
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CUUSOO SYSTEMは、クラウドファンディングの分野における先駆者として、
1997年から新商品開発費用の資金調達を手助けしています。

CUUSOO SYSTEMが運営する「CUUSOO」プラットフォームは、企業向けのスポンサード・プラットフォームとして、これまでに、
無印良品(株式会社良品計画)(2001-2010)
TEPCO(2004-2011)やLEGO®社(2008 - 2014)
などの導入事例があります。

今日では、クラウドファンディングを活用して、消費者の立場から様々な商品が誕生する機会が増えています。
CUUSOO SYSTEMは、ユーザーが必要とする「本当にほしいもの」と、
企業やクリエイターが「本当に世に出したいもの」、DemandとSupplyがしっかりと手を結ぶことができる仕組みを整備することで、世にあるべきなのに、まだ無い商品サービスをひとつでも多く生み出す力となりたいと考えています。

あなたの商品アイデアを、CUUSOO でカタチにしませんか?
「CUUSOO」プラットフォーム
https://cuusoo.com
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また、アイデアが商品化され利益を産んだ場合には、アイデア創造者(参加者)への利益分はデザイン教育機関、
学校法人インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢 (ISAK)に寄付されます。

※学校法人インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢 (ISAK)
高校1〜3年生を対象に各分野で次世代をリードしてゆける子ども達の育成を目指す、少人数制の全寮制インターナショナルスクール。デザイン思考を取り入れた教育を通じて、物事を俯瞰する力、創造的に考えながら多様な価値観の人々と恊働する力を身につける事を目的としている。

異業種デザイナーたちの交流だけでなく、このワークショップ・プロジェクト自体が企業・教育機関とのコラボレーションによって成り立っています。

トリニティでは、今後とも人と人、企業と企業の"つながり"から生まれるシナジー創出を目指してワークショップをはじめとする各種プロジェクトを実施していきます。

この記事へのお問い合わせはトリニティ・セミナー運営事務局(info@trinitydesign.jp)まで。

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2014年 12月 29日 | その他 | Posted by ブログ管理者

福祉・介護の現場で働く方を毎回ゲストに招き、現場の悩みや問題など赤裸々に語って頂く「話題提供」と、そこから得た気づきをもとに参加者全員で課題解決アイデアの創出に挑む「ワークショップ」とを組み合わせた、「福祉アイデアソン」も、今回で4回目となった。

(過去のワークショップの実施内容はこちらの記事をごらんください。)

11/21に開催された第4回福祉×デザインアイデアソンでは、話題提供者としてソーシャルワーカーをつとめる網代祐介さんをお招きした。網代さんが勤務するのは、皆さんもご存知の、あの「亀田メディカルセンター」。南房総というロケーション、医療業界の常識を覆す施策の数々で常に話題に事欠かない医療機関でのお話が聞けるとあって、参加者も皆興味津々。

網代祐介さん2.jpg
亀田メディカルセンターのソーシャルメディカルワーカー網代祐介さん。
「2025年まであと10年!ソーシャルワーカーから見た在宅介護現場の課題」
というお題でシビアな問題についても率直にお話頂いた。

当日は、自動車関係、エレクトロニクス関係のデザイナー、商品企画の方などが多数ご参加。アイデアソンの冒頭、まずは網代さんから現場でのエピソードを色々語って頂いたので、今回、そのお話の要旨をここに掲載したいと思う。

ソーシャルワーカーの仕事は、入院患者さんの"その後"にまつわる仕事がほとんどだ。
退院して元に生活に戻れる方ではなく、退院してももう入院前の生活に戻れない、といった方に必要な支援策を示し、退院支援を行う業務が9割を占めるという。

その「支援」内容は実に様々で、認知症を発症している方の今後の財産管理をどうするか、誤った認識から病院側の受け入れが困難になっているHIV感染者をどうするか、親族の介護疲れをどう防ぐか等、時に患者さんの勤める職場との調整から、社会復帰支援、受診支援、治療選択、そして経済的問題、家庭の問題までに及ぶ。

これほどの激務だが、網代さんの現場ではソーシャルワーカーの割合はおおよそ50床に1人。もっとも、一般的には200床に1人さえ確保するのが困難な状況だそうだ。
一方で、ソーシャルワーカーの仕事の重要性は今後一層、高まりつつある。

それは高齢化と出生率の低下による人口減少により、2025年には東京だけでも20,000床以上のベッドが不足し、救急車がたらい回し...という日がすぐそこまで迫ってきているからだ。医療費の枯渇による保険制度の崩壊の予兆とも相まって、ますます在宅介護の重要性は高まっている。

そんな過酷な現場から、唯一救いのあるエピソードもご披露頂いた。
80代のある難病末期の患者さんのケースだが、既に余命いくばくもない...という状態だった。その患者さんの強い想いは「最期は自宅で迎えたい」というもの。
そして、ご家族もなんとかしてその願いを叶えてあげたいと考えていた。そこで病院側がご家族を全面的にバックアップする形で、患者さんを退院させようということになった。自宅でご家族が面倒をみられるように、病院側ではそのご家族に個別にレクチャーを行うなど、在宅での介護体制を整え患者さんは退院。二週間という時間を自宅でご家族と共に過ごされ、そのまま看取られたそうだ。
ソーシャルワーカーを中心としたチームワークのおかげで患者さんご本人、そしてご家族の思いを叶えることができた...というケース。

ソーシャルワーカーに期待されている役割とは、時に人生の結末までを見据えた、本当のクオリティ・オブ・ライフを実現することと網代さんは言い切る。

網代さんのエピソードの後は、「逆ブレスト」の参加者のワーク。あえて福祉の現場に「マイナス」に作用するサービスのアイデアを考えてみて、それを逆転させてみるというもの。発想の転換につながるので、思いがけないアイデアが出ることも。

逆ブレストre2.jpg
あえてマイナスから考える「逆ブレスト」。
ワークショップでは、楽しんでもらうための仕掛けが色々。

ここで出たアイデアを基に2人1組で1セット4分、意見交換を行う「スピードストーミング」。参加メンバーで気付きを共有し合う。

これを5セット繰り返したのち、最終的に自分のアイデアをシートに書き出していき、皆で更に共有。

介護現場を改善させるアイデアが並ぶre2.jpg
アイデアシートの数々。現場の生の声を共有した後は短時間でもこれだけのアイデアが出揃う。

市場の変容により、福祉や介護の問題に取り組み始める組織や担当者は多いが、現場の経験が十分でないためにリアリティをもってワークに臨めない、という現実があるのではないだろうか。
そんな方にこそ現場の"生"の声を聞き、そこから"発想"する福祉×デザイン・アイデアソンを体感してほしいとと思う。

来年も引続き複数回の実施を予定。
詳細は決まり次第、またこちらのブログに掲載するので、ぜひ次回のご参加を!
募集は定員になり次第、締め切らせて頂きます。

お問い合わせはinfo@trinitydesign.jp
トリニティ・セミナー運営事務局(担当:岡村)まで

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