2014年 08月 28日 | INDONESIA | Posted by Koike

トリニティのオリジナル若手育成プログラム、「2014年新興国ワークショップマラソン」に通訳として初参加。

日本企業の次世代を担う若手デザイナー達と濃密なインド視察を終え、
そろそろ納豆が食べたくなってきた4日目に、ジャカルタへ移動。

インドネシアといえばバティックにデビー夫人。

というぐらい全く何も知らないインドネシアは、同じ「新興国」であるインドとは全く異なり、いろいろな面で日本に「近い」国なのだと実感 - 走っている日本車、ローカライズされた日本の商品、意味不明な日本語がデザインされたパッケージ・・・・そしてJKT48。歴史的背景、日本企業の存在など理由はいろいろあると思うが、初めてジャカルタに訪れた者にとってはとても新鮮だった。

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JKT48の会場前は、たくさんのファンで埋め尽くされていた!

しかし、最も興味深かったのがジャカルタの若い企業家たち。
日本人のように大企業で働く事は、インドネシアでは競争が激しく非常に難しいとの事。なので若くして企業する者が多い、と説明を受けた。

ワークショップに参加した現地若者の2名も起業家。まだ20代の彼らは既に部下を持ち、ベテランとしてそれぞれの分野で活躍中。確かに彼らのオーラは違っていた。言う事にも説得力があった(起業家の武器は確信と失敗を恐れぬ精神力!)。
なんてカッコイイ!!

そして住まいもダントツに違った!
インテリアデザインを専門とする女性社長(29歳!)の自宅は誰もの想像を超えた。だって近所はプール!プライベートビーチ!ヨット!豪邸!!そして居間からの眺めは100万ドル!(ホント!)。こんな住まいで暮らしができたら・・起業したら・・彼女のライフスタイルに誰もが刺激された。

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ジャカルタのヒルズ族??インテリアデザインを専門とする29歳女性社長の自宅からの眺め。

強い独立心を持つインドネシアの若き起業家たち。
彼らの活躍が今後のインドネシアをどう牽引していくか。
数年後にまた訪れてこの目で確かめてみたい。


Posted by Koike

Researcher

2014年 08月 21日 | INDIA | Posted by Koike

「新興国ワークショップマラソン」は、トリニティオリジナルの
若手育成プログラム。新興国2か国に短期滞在し現地デザイナーや
次世代若者とのワークショップを行う。

今年3年目の滞在先はインドとインドネシア。

このプログラムの通訳として、日本大手メーカーの将来を担う
若手デザイナー5人達と一週間の現地調査に行ってきた。

最初に降り立ったのは極暑のニューデリー。
覚悟はしていたけどアリエナイ暑さ!!

ベタつく湿度(98%!!)、分析不能な匂い(WHOによると「最も大気が汚い都市」はニューデリー!!)、路上のカオスから鳴り止まぬクラクション(運転ルールは理解不能!!)、久々に見る大量のハエ(何故顔を狙う??)。。。身体のあらゆる感覚が刺激されると、15年前のインド旅の記憶が徐々によみがえってきた。

まずは空港。考えてみれば15年前のニューデリー空港は小さく暗く、なんだか怖かった。。。
しかし現在の建物は近代的でとても立派。しかも入国審査後に迎えてくれるのはまぶしい免税店!!荷物を受取る前にまずはお金を落とせ、という事なのか??

そして15年前の路上には、古めかしい黒タクシーとオートリキシャがもっとたくさん走っていたように思う。
それが今や見た目「ちゃんとした」車、外車、バイク(女の子も運転!)が走りまくり、さらにスマホアプリのUberがニューデリーですでにハイヤーサービスを開始しているとか!

更にインドの進化を象徴するのがグローバルブランドが密集する巨大型モール。
なかでもニューデリー南部にあるCitywalkはとにかくスーパービッグ!
ショッピングの他デートスポット、エンターテイメント、ナイトライフ(クラブもあるらしい)のメッカとして中間層/若者達に人気らしい。
中を歩くローカルもオシャレ。
ピカピカ無臭モールで「インドじゃないみたい〜!」なんて思ったりするが、駐車場を出ればまた強烈な音、匂い、湿度、そしてハエ。
これが今のインドなのだ!

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Citywalkの店舗面積は12万平方メートル(甲子園球場3個分!!)

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モールに入る時は金属探知機とボディチェック。空港なみのテロ対策!!


たったの三日間だったが、15年前に比べインドの生活がいかに向上し 、消費の選択肢も増えているのかがよくわかった。

変化し続ける実に多様なインド。次回来る時はどうなっている??

インドよ、See you again !!

Posted by Koike

Researcher

2014年 07月 16日 | セミナー・お知らせ | Posted by ブログ管理者

去る7月2日(水)、トリニティ会議室にて第2回 福祉×デザイン"アイデアソン・セミナー"~福祉の現場を知り、アイデアソンで課題解決に挑戦しよう!~が開催されました。当日は業界の異なる5名の方にお集まり頂き、少人数制ならではの親密な空気感のもと、ご参加者同士の自己紹介・ご挨拶などの交流も盛り込みながら、3時間半にわたる濃密なセミナーとなりました。

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ファシリテーションはソーシャル・ケア・デザイナー須藤順さん。

この「福祉×デザイン アイデアソン」セミナーは大きく2部構成。
前半は福祉の現場で働く人から、ありのままを報告してもらいます。

そして後半は、そのお話から得られた気付きやヒントを念頭に、ご参加者での個別ワーク・グループワークとなります。

この、福祉現場からの"報告"には、福祉領域を理解するトリニティの有識者ネットワーク「π型モニター」の中から毎回、素敵なゲストの方にご講演頂いております。
福祉×別領域でのクロス・オーバーな才能を持つ、ゲストの方々は毎回、福祉のイメージを良い意味で払拭してくれています。

今回、話題提供者としてご講演頂いたのは秋本可愛さん。
大学時代にSNSを通じて参加された起業サークル活動をもとに、認知症予防のためのフリーペーパー「孫心(まごころ)」を発行し、全国の学生フリーペーパーコンテストStudent Freepaper Forum 2011にて準グランプリを受賞。
卒業後は株式会社Join for Kaigoを起業。来る超高齢化社会に向けて、超高齢社会における次世代リーダーのコミュニティ「HEISEI KAIGO LEADERS」の運営をされていらっしゃいます。
まだ大学を卒業されて間もないにも関わらず、これからの社会に向ける真摯な眼差し・姿勢には参加者一同感嘆しきりでした。

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今回、話題をご提供頂いた秋本可愛さん。

秋本さんには、若者が介護の現場に入っていった上での苦労・困難について、実際の事例をもとに語って頂きました。本人たちの熱意とは裏腹に、現場に定着するのはなかなか厳しい様子。それでもこの仕事を続けていきたい、という彼らの想いを代弁して頂きました。

そんな、福祉・介護に現場に対して「デザインでできること」が何かあるでしょうか?
ここからは一転、ワークショップに入っていきます。

"アイデアソン"という手法を用いて、福祉現場の問題解決に貢献できるような製品・サービスについて皆で意見を出しあい、デザインしていきます。

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紙に一行ずつアイデアを書いて次々横に回していく「ブレインストーミング」。
時間設定はあえて厳しめ。追い詰められたほうがよい結果につながることも。

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隣の人とペアになり、意見交換・気付きの共有。

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各自、自分のアイデアを黙々とシートに書き出す。

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お互いに採点し合い、優秀なアイデアは各自プレゼンする。

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上位2案に絞り込んで、1案1グループでまとめていく。

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ブラッシュアップしたアイデアは模造紙に。イラストなどもふんだんに用いて。

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最後はグループ発表!お疲れ様でした。

では、当日ご参加された方はどのように感じられたのでしょうか。
ご参加の方から、感想を頂きましたのでここにご紹介致します。

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セミナーに参加して、

福祉の現場は離職者が多いと言われてますが、離職理由は必ずしも、介護職独特なものばかりではなくどの業種にも共通して言える問題点も多いと感じました。
福祉の現場の問題点を解決できれば、他の業種でも応用ができるかもしれません。

上司や同僚との関係性や介護者と利用者との関係など、いかに良質なコミュニケーションをとることができるか、また、良質なコミュニケーションを取る為に、デザインがどう役に立てるか、これからよくよく考えたいと思います。

アイディアソンという方法は初めてでしたが硬くなったアタマを、なんとか揉みほぐしてアイディアを搾り出す、ような感覚で、とても新鮮であり、おもしろかったです。
今後の仕事においても、活用していきたいと思います。
ありがとうございました。

輸送用機器メーカー デザイナー
佐藤 千代美
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次回は、9月上旬の開催を予定しています。
詳細が決まりましたらまたこちらで発表させて頂きますので、是非チェックしてみてください。

Posted by ブログ管理者

2014年 06月 13日 | INDIA | Posted by ブログ管理者

「女性」として擬人化される「インド」、それは何故?

例えば、1957年に創られたMOTHER INDIAという大作映画、あるいはBharatmata(母なるインド)という歴史書の中でも、インドという国を女性として擬人化して語っている。また、ヒンズー教においても、女性は神様、母、妻、奴隷、娼婦などさまざまな役割をもつ。
そこから垣間見えるのは「女性が家族や社会に対して、真摯な愛情を尽くし献身し、多大なる犠牲を払ってきた事への、畏敬の念~が含まれているのだと思う。

Mother_India_poster.jpg


今、都市部の女性パワー

一転、町をみるとどうだろうか。
数年前には、考えられなかった都会のシーン。
男の子を後ろに乗せて走る若い女の子が運転するバイク。
女性で連れ立ってのドライブ。
都市部のホテルのレストランでは、女性達だけで豪華なランチを楽しむ姿。
女性専用の高級旅行クラブなども、数百名のメンバーを持ち、
ミラクルなプログラムを提案している。
スクーターやパソコンなどは、女性向けにカラーリングがほどこされる。

女性パワーは、日々ますます強くなる~と確信する。

インド_女性の旅行.jpg
女性専用の高級旅行クラブも盛況。
出典: http://www.wowclub.in/

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スクーターを運転する女性。
出典: http://in.reuters.com/article/2014/02/05/india-women-scooters-idINDEEA1408720140205


女性が変わると、周りも変わる!

とはいえ、ご存じのとおり、インド女性は、アジアの中でも、相変わらず社会に
おける環境は決して良くない。農村部に目を向けると、農業従事者が男性の比率
よりも多く、日雇い労働に従事する割合も多い。よって労働収入は、家計に貢献しているものの、経済的自由度はかなり少ない。

その一方で、都市部の中間層、富裕層の女性は、刻々と変容しているのだ。

彼女達の経済的自立により、女性の自由度は高まると同時に、彼女たちと「うまく」やるために、男性の立ち位置も、変わる。
夫婦間では、より深い理解と、子育てや介護のための協力関係が必須となって
いる。(これがうまくいかずに、離婚するカップルも増え...過去5年で2倍。)

私自身、妻もデザイナーで、5歳の子供がいる。
1日の仕事の配分も、デザインコンサルの代表として、100%自分の時間を使える
環境になく、子育てと、妻の仕事の応援(?)で、4割の時間を取られている!!
独身時代が懐かしい。

このあたり、日本の環境はどうなんだろうか。
この秋に日本に出張するので、是非皆さんと情報交換してみたい(笑)。


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Hari Kishan Nallan(ハリ キシャン ナラン)
トリニティ・ストラテジー・インディアPvt.Ltd. 代表

インドでも有数のデザイン大学NIDを卒業。大手製造メーカー勤務後、プロダクトとUIデザインを主とするデザイン会社「THINK DESIGN」を設立。

2011年にトリニティ(株)とのジョイントベンチャーにて同社を立ち上げ、代表に就任。同社はデリーとハイデラバードに拠点を置き、市場調査・デザイン調査等、「ものづくり」の視点で調査&コンサルティグを展開する。

インドに於けるデザインリサーチを含め、企業ビジョンの策定、デザイン戦略の立案、デザイナーの育成の為のワークショップやセミナーなど多岐にわたるプログラムにてインド、日系、インターナショナル企業を支援する。

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2014年 05月 23日 | セミナー・お知らせ | Posted by ブログ管理者

福祉現場の日常を知り、ワークプロセスの質を高める!

当日はソーシャルワーカーでもある、フラワーアーティストの岡崎万奈さんを
ゲストに迎え、ソーシャルケアデザイナーの須藤順さんを進行役に、実際に福祉の
現場で働いた岡崎さんのお話しを聞き、そこからワークショップを通じて浮き上がった様々な課題に対して、デザインスキルやポテンシャルでこんなことができるのではないか、というグループワークとアイデア出しを行った。

今回、「アイデアソン」という耳慣れない言葉を冠したセミナーだが、これは元々
IT業界で生まれた「ハッカソン(hack+マラソン)」から来ている。今回はその
前段に当たる「アイデアソン」。アイデア出しまでがワーク内容。

岡崎さんと須藤さん.jpg
話題提供者の岡崎さん・ファシリテーターを務めて頂いた須藤さんのお二人。
ご参加者と一緒にアイデア出しに取り組む。


アイデアソンに欠かせない、現場のリアルレポート!

ワークの出だしは情報の「インプット」から。まずは岡崎さんから福祉の現場の
体験談を時間軸で細かく語って頂いた。福祉・介護の現場は過酷、というのは
我々に共通のイメージだが、具体的にどんなところが?となると意外にもイメージできていないもの。
福祉の現場の中では、例えばメモをする機会が多いのに書く場所がない、ペンを
なくすことが多い、などの報告が我々には新鮮にさえ感じられた。こうした何気
ない事柄に、課題解決のヒントが隠されていると気付く。

お話を聞いた後は、いよいよアイデア出し。当日参加者で2人1組のペアとなり、ブレスト。ペアを変えて4セット実施し、気付きの共有を行った。

次に、福祉の現場の改善につながるアイデアを1シート1案で3案以上挙げた。
出揃ったシートはテーブルに置き、良いと思ったアイデアに加点していく。
最終的に上位2案を抽出し、2グループに分かれそれぞれの案をブラッシュアップさせていく...というのが一連の流れ。

この、情報のインプット → 発散 → まとめ の流れの中で参加者には一体、どんな気付きが生まれたのか...。
当日の参加者のメッセージからご紹介しようと思う。

参加デザイナーの声 "3つの「収穫」"
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家電メーカー デザイナー
小椋 肇

...今回このイベントに参加させていただき、収穫が3つありました。

1つ目は課題の多さを知り、解決難易度の高さを痛感できたこと。
人材不足、体力消耗、時間束縛、重責に見合わない収入に加え、行政のしばりで
思い描くサービスが提供できない現場の葛藤も初めて知りました。

2つ目は、解決の糸口を垣間見られたこと。短い時間でしたがアイデアソン形式の対話を通じ、答えを導き出すトレーニングを体験。また、便利グッズ以前に、人と人がぶつかり合う現場で「興すコトのデザイン」が鍵だということを気づかされました。
最後に、参加されていた異業種の方々や講師の方々と福祉の課題を通じ語り合えたことです。

デザインはモノ、コトの創造を通じ、課題を解決する手段であること。それを信じ参加したものの、いきなりパンチをくらったわけです。ただ、我々にとって必要なパンチだったかもしれません。今改めて、デザインの力が試されているように思えました。

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Π型モニターの活躍!

文字どおり「人」と「人」とがぶつかり合う福祉・介護の現場では、何より当事者の「生」の声がいかに貴重なものか、あらためて実感させられる機会になった。

また今回の岡崎さんはトリニティの福祉モニター「Π型(パイ型)」モニターの
メンバーでもあり、福祉のキャリアと視点を持っているため、客観的に現場を
判断しつつ、オリエンしてもらったこともアイデアソンの成果に繋がっている。
※Π型(パイ型)モニターとは、ソーシャルワーカーを中心に福祉事業を展開する、専門家達のネットワーク。単一分野の専門家ではなく、複数の専門性を知る現場プレイヤーであるプラクティター(実践家)で構成されている為、業界や現場の状況・モノやサービスに対して、的確かつ包括的な経験をフィードバックすることができる。

次回は、7/2(水)に開催決定。
概要は下記をご覧ください。

福祉、介護の問題は避けて通ることができません。
今度は商品企画やデザインのプロフェッショナルである皆さんも「アイデアソン」
に参加して、これからのために求められるプロダクトやサービスについて、思い巡らせてみませんか?

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第2回 福祉×デザイン"アイデアソン・セミナー"
~福祉の現場を知り"アイデアソン"で課題解決に挑戦しよう!~

開催日時:2014年7月2日(水)
     16:00~19:30(3時間半)
申込締切:2014年6月6日(金)
場所:弊社会議室(東京都千代田区紀尾井町3-29紀尾井町アークビル2階)
http://trinitydesign.jp/companyinfo
参加費:当日現金お支払い 5,000円(税込/1名様)
定員:6名
※お申込多数の場合は抽選となります。

セミナーのお申込・お問い合わせ先
Tel: 03-5211-5150
E-mail: info@trinitydesign.jp
トリニティ株式会社 セミナー運営事務局(岡村)まで
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福祉アイデアソンのペアブレストの一場面.jpg
ペアブレストでの一コマ。リアルな現場の声に耳を傾け、
そこから生まれた気付きを共有・発展させていくのが今回のアイデアソンの醍醐味。

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