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2014年 08月 21日 | INDIA | Posted by Koike

「新興国ワークショップマラソン」は、トリニティオリジナルの
若手育成プログラム。新興国2か国に短期滞在し現地デザイナーや
次世代若者とのワークショップを行う。

今年3年目の滞在先はインドとインドネシア。

このプログラムの通訳として、日本大手メーカーの将来を担う
若手デザイナー5人達と一週間の現地調査に行ってきた。

最初に降り立ったのは極暑のニューデリー。
覚悟はしていたけどアリエナイ暑さ!!

ベタつく湿度(98%!!)、分析不能な匂い(WHOによると「最も大気が汚い都市」はニューデリー!!)、路上のカオスから鳴り止まぬクラクション(運転ルールは理解不能!!)、久々に見る大量のハエ(何故顔を狙う??)。。。身体のあらゆる感覚が刺激されると、15年前のインド旅の記憶が徐々によみがえってきた。

まずは空港。考えてみれば15年前のニューデリー空港は小さく暗く、なんだか怖かった。。。
しかし現在の建物は近代的でとても立派。しかも入国審査後に迎えてくれるのはまぶしい免税店!!荷物を受取る前にまずはお金を落とせ、という事なのか??

そして15年前の路上には、古めかしい黒タクシーとオートリキシャがもっとたくさん走っていたように思う。
それが今や見た目「ちゃんとした」車、外車、バイク(女の子も運転!)が走りまくり、さらにスマホアプリのUberがニューデリーですでにハイヤーサービスを開始しているとか!

更にインドの進化を象徴するのがグローバルブランドが密集する巨大型モール。
なかでもニューデリー南部にあるCitywalkはとにかくスーパービッグ!
ショッピングの他デートスポット、エンターテイメント、ナイトライフ(クラブもあるらしい)のメッカとして中間層/若者達に人気らしい。
中を歩くローカルもオシャレ。
ピカピカ無臭モールで「インドじゃないみたい〜!」なんて思ったりするが、駐車場を出ればまた強烈な音、匂い、湿度、そしてハエ。
これが今のインドなのだ!

blog photo.JPG
Citywalkの店舗面積は12万平方メートル(甲子園球場3個分!!)

blog photo 2.JPG
モールに入る時は金属探知機とボディチェック。空港なみのテロ対策!!


たったの三日間だったが、15年前に比べインドの生活がいかに向上し 、消費の選択肢も増えているのかがよくわかった。

変化し続ける実に多様なインド。次回来る時はどうなっている??

インドよ、See you again !!

Posted by Koike

Researcher

2014年 06月 13日 | INDIA | Posted by ブログ管理者

「女性」として擬人化される「インド」、それは何故?

例えば、1957年に創られたMOTHER INDIAという大作映画、あるいはBharatmata(母なるインド)という歴史書の中でも、インドという国を女性として擬人化して語っている。また、ヒンズー教においても、女性は神様、母、妻、奴隷、娼婦などさまざまな役割をもつ。
そこから垣間見えるのは「女性が家族や社会に対して、真摯な愛情を尽くし献身し、多大なる犠牲を払ってきた事への、畏敬の念~が含まれているのだと思う。

Mother_India_poster.jpg


今、都市部の女性パワー

一転、町をみるとどうだろうか。
数年前には、考えられなかった都会のシーン。
男の子を後ろに乗せて走る若い女の子が運転するバイク。
女性で連れ立ってのドライブ。
都市部のホテルのレストランでは、女性達だけで豪華なランチを楽しむ姿。
女性専用の高級旅行クラブなども、数百名のメンバーを持ち、
ミラクルなプログラムを提案している。
スクーターやパソコンなどは、女性向けにカラーリングがほどこされる。

女性パワーは、日々ますます強くなる~と確信する。

インド_女性の旅行.jpg
女性専用の高級旅行クラブも盛況。
出典: http://www.wowclub.in/

インド女性のスクーター.jpeg
スクーターを運転する女性。
出典: http://in.reuters.com/article/2014/02/05/india-women-scooters-idINDEEA1408720140205


女性が変わると、周りも変わる!

とはいえ、ご存じのとおり、インド女性は、アジアの中でも、相変わらず社会に
おける環境は決して良くない。農村部に目を向けると、農業従事者が男性の比率
よりも多く、日雇い労働に従事する割合も多い。よって労働収入は、家計に貢献しているものの、経済的自由度はかなり少ない。

その一方で、都市部の中間層、富裕層の女性は、刻々と変容しているのだ。

彼女達の経済的自立により、女性の自由度は高まると同時に、彼女たちと「うまく」やるために、男性の立ち位置も、変わる。
夫婦間では、より深い理解と、子育てや介護のための協力関係が必須となって
いる。(これがうまくいかずに、離婚するカップルも増え...過去5年で2倍。)

私自身、妻もデザイナーで、5歳の子供がいる。
1日の仕事の配分も、デザインコンサルの代表として、100%自分の時間を使える
環境になく、子育てと、妻の仕事の応援(?)で、4割の時間を取られている!!
独身時代が懐かしい。

このあたり、日本の環境はどうなんだろうか。
この秋に日本に出張するので、是非皆さんと情報交換してみたい(笑)。


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hari-san_3rere.jpg
Hari Kishan Nallan(ハリ キシャン ナラン)
トリニティ・ストラテジー・インディアPvt.Ltd. 代表

インドでも有数のデザイン大学NIDを卒業。大手製造メーカー勤務後、プロダクトとUIデザインを主とするデザイン会社「THINK DESIGN」を設立。

2011年にトリニティ(株)とのジョイントベンチャーにて同社を立ち上げ、代表に就任。同社はデリーとハイデラバードに拠点を置き、市場調査・デザイン調査等、「ものづくり」の視点で調査&コンサルティグを展開する。

インドに於けるデザインリサーチを含め、企業ビジョンの策定、デザイン戦略の立案、デザイナーの育成の為のワークショップやセミナーなど多岐にわたるプログラムにてインド、日系、インターナショナル企業を支援する。

Posted by ブログ管理者

2013年 03月 15日 | INDIA | Posted by Hayashi

デリーでも90年代頃から増え始めた大型ショッピングモールは、ショッピングや食事の目的以外にも、人々の憩いの場として若者にも定番の遊び場になっている。

今回の視察で気になったのが、学校終わりと思われる制服を着た若者(子供達?)である。モール内に有るいわゆるバーのようなお酒を出す場所で、中学生位と思われる子供達がビリヤードを楽しみ、ボーリング場とカラオケボックスが併設されたド派手な施設では、制服を着た女子学生がボーリングを楽しむ姿が見受けられた。

インドの女子高生がボーリング.jpg
カラオケボックスが併設される若者に人気のスポーツバー。
女子学生が制服のままボーリングを楽しんでいる。

因みにインドでは飲酒は25歳からで、店内にも張り紙で「25歳以下にはお酒は提供できない」事を表している。日本なら入店自体が問題になりそうだ。
実際の所、飲酒のルールが守られているのかが問題だ。(この店舗がどうかわからないが)状況は様々なようで、早い子供では14~15歳でお酒の味を知るらしい!

では、この授業を終えた子供達はどのように、このモールに来るのか?

大型モールは大きな通りに面しているものの、メトロの駅が近くに有るわけでもなく、自転車の駐輪場も特に見当たらない。バスで来るのかと思いきや、なんと車で来るそうだ。車で来ると言う事は、運転手がいて送り迎えが有る裕福な子供達?

とんでもない、彼らは中間層の子供達で、なんと自分で車を運転して来るのだ。

免許は?
インドで車の運転免許は18歳から。教習所のような所は有っても、お金さえ出して筆記試験さえ受ければ取得できる免許証の為に有料の運転教習所に通う事はあまり一般的ではないようで、とりあえず免許を取って、それから練習する人も少なくない。逆に免許は無くても運転をこなし、免許を取る頃には既に上級者と言う人もいる。

警察は取り締まるべきであろうが、現地のトリニティのメンバー(インド人)に聞いてみると、あまり取り締まりは無いとのこと。これもインフラ整備の遅れている環境下での移動手段としては仕方がない事なのかもしれない...

ある意味、彼らが若いうちから運転に慣れているからこそ、あのインドならではの「3車線道路に対して、5~6台が並列に走る道路」でも、巧みな運転技術で乗りこなすドライバーが多いのかもしれない。

今年はF1もデリー郊外で開催されたが、チームでは「フォースインディア」があり、ドライバーもインド人のナレイン・カーティケヤンがいる。まだトップチームや優勝争いのドライバーとは言えないが、近い将来、F1マシンもインド製~なんていうチームがあらわれる日もそう遠くないようだ。

このように、若いうちから過酷な道路事情でドライビングテクニックを養っている
ドライバーが、将来、世界の晴れ舞台で活躍する姿を見られる日が来るのが、今から楽しみである。

Posted by Hayashi

Researcher

イリノイでデザインを学び、米国でデザインビジネスに従事。幅広いアメリカンネットワークを背景に、ヤマト魂もあわせもつ"熱い男"。そのキャラクターを活かして、インドをはじめ新興国でのハードな現場で大活躍。

2012年 08月 02日 | INDIA | Posted by Ozawa

以前、本ブログにて野良犬や野良牛の話を書いたが、野良動物がインドに多い理由が先日のインド出張で判明した。

ネルー大学のモトワニ教授に、キャンパス内を案内していただいた時の事。街中同様に野良犬がのどかに暮らしている様子を見て、私が「これはすべて野良犬なのですよね?」と聞いたら、モトワニ教授曰く「はい、インド人は動物殺さないですからね」。

そうなのだ。インド人(殊にヒンドゥー教徒、ジャイナ教徒)は殺生を好まないのだ。言われてみれば当たり前すぎる理由だが、すとんと腹に落ちたのだった。だからあんなに野良犬が多いのだ。でも野良猫は少ない。少なくとも私は見たことがない。現地のインド人に聞くと「いるよ」とのことであったが。

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ネルー大学構内に住む野良犬ファミリー

一方、当然ながら野良でない動物もいる。

ペットショップをネットで検索するとニューデリーだけで数軒見つかるし、トリニティの現地法人トリニティ・ストラテジー・インディアのオフィス近辺で、立派なシェパードを散歩させるインド人(明らかに飼い主ではなく散歩係という風情であった)を見たこともある。

そういえば3年前も、マーケットの家畜&ペット売り場で仔犬が檻に入れられて売られていたのを見た。そんなことを考えつつ、デリー市内のマーケットをうろついていたら、ペット用品店を見つけた。日本の個人商店とさほど変わらない品揃えで、強いて言えば小型犬比率が日本のように突出していないのだろうなというくらいの違い。輸入品が殆どのようだ。

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階段を下りた地下一階。ペットフードブランドの看板がびっしり貼ってあったので発見できた

中国では富裕層を中心に日本人顔負けのお犬様文化が見られるが、インドでも経済発展とともにペット事情が変化していくのだろうか。

私は生活水準が向上しても、動物に対する考え方が大きく異なるインドでは、独特のAnimal Welfare文化、ペット文化が醸成されるかもしれないと、期待している。

Posted by Ozawa

Financial Officer

左脳をフル活用し、トリニティメンバーをバックアップ。トリニティ・ストラテジー・インディア設立時の立役者。

2012年 07月 09日 | INDIA | Posted by Ozawa

インドでは昔から美白志向が非常に強く、昨今は細身への憧れも強くなってきている、というのはよく見聞きする話であるが、先般訪れたネルー大学で男女の大学院生にキャンパス内を案内していただいたときのこと。

広いキャンパス内の移動はどうしているの?と聞いたところ、女子学生の方から「寮から講義棟まで歩いて20分くらいかかるけど、私は歩いてきます。ダイエットにもなりますし。」との答えが返ってきた。日本人基準でも普通の、ダイエットとは無縁に見える彼女の口からそのような言葉が出てきて非常に驚いた。

そして彼女は晴天の下、傘を差していた。素材的にも普通の折りたたみ傘にしか見えなかったのだが、もちろんこれは日除け傘。裏面を見ると、遮光のための塗装が施してある。インドは日差しが強いので、日本で使われるような薄い布では日除けの役に立たないのだ。

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大学構内を案内してくれたお二人。ダイエットは必要ないと思われるスキニーな彼女。

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裏地には銀色の塗装が。剥げ易いのはご愛嬌。

彼女だけが特別に意識が高いというわけでもなさそうで、他にも日除け傘を差す女性は散見された。日焼け対策に関しては、日本の女性のほうがより徹底的に対策をしているように思うが、インドもそのうち日除け腕カバーをする女性が普通に見られるようになるのだろうか。

Posted by Ozawa

Financial Officer

左脳をフル活用し、トリニティメンバーをバックアップ。トリニティ・ストラテジー・インディア設立時の立役者。

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