1

2012年 03月 27日 | INDONESIA | Posted by Yamaguchi

インドネシアは世界で最も多くのイスラム教徒を抱える国だ。

街中では、公の場で髪の毛を隠す為のかぶりものである、「ジルバブ」を身に着ける女性が目に付く。

驚くのはそのカラーやデザインの多さ。女性達は「ファッションの一部」としてもジルバブを楽しんでいるようだ。
ジルバブの画像(フリー百科事典 ウィキペディア日本語版より)

口元まで黒い布で顔を隠している、厳格なアラブ諸国のイスラム教徒の女性とは大違い。
参考画像(フリー百科事典 ウィキペディア日本語版より)

インドネシアのイスラム教は一言でいうと「寛容」で「柔軟」。

その教義は、元来の形式と異なる部分が多く、インドネシアの風土や環境に適合した独創的な解釈へと変化を遂げている。

度重なる統治の過程で、様々な国の文化を柔軟に受け入れ、自らの価値観と融合し、新たな価値観を繰り返し育んできた歴史が、その根本にあると推測できる。

インドネシアスタッフによると、ジルバブをかぶるか否かも自分で決めることができ、更にジルバブをかぶれない時にはカツラで代用することもできるらしい(自分の髪の毛を見せているわけではない、ということらしい...)。

またジルバブがあまりにファッショナブルなので、「ジルバブをしている人を横につれて歩きたい!」という男性達もいる、なんて話もちらほら...

インドネシア向けの商品開発においては、この「寛容」で「柔軟」な価値観をおさえる事が重要になってくるのかもしれない。

Posted by Yamaguchi

Producer

トリニティ唯一の体育会系。運動で培った精神で、思い立ったらすぐ実行!新興国リサーチ業務でも、インド、インドネシアを中心に"足で稼ぐ"タイプ。

2012年 01月 27日 | INDONESIA | Posted by Yamaguchi

インドネシアのスーパーマーケットやコンビニのいたる所で
「マサコ」という名称の商品が目に付く。

写真.jpg
「マサコ」という名の調味料

実はこれ、日本の「味の素」。

インドネシア語で「調理する」という意味の「MASAK(マサック)」
とかけて、日本の女性の名前を連想させる名称にあえて変更して
ローカライゼーションを行っている。

インドネシアのスーパーやモールを歩いていると、そこかしこに
日本を連想させる商品名や、日本語を使った表記が目に付く。

新興国の中でも、ことインドネシア市場においては、
「日本イメージを活用する事」は、ひとつの成功テクニックとなっている。

インドネシアは親日家が多い国として有名だ。

インドネシア人の提携先スタッフに聞くと、親日の歴史は大東亜戦争時代に遡り、
オランダ軍によって350年続いた圧政が、日本軍の侵略によって終了した事が
その発端にあるとの事。

またインドネシアには東ジャワ地域に古くから伝わる『ジョヨボヨ王の予言』
というものがあり、そこには以下のような一説がある。

「我らが王国は、白い人びとに支配される。
彼らは離れたところから攻撃する魔法の杖を持っている。
この白い人の支配は長く続くが、空から黄色い人びとがやってきて
白い人を駆逐する。この黄色い人びとも我らが王国を支配するが、
それはトウモロコシの寿命と同じくらいの期間だ。」

この「黄色い人びと」が、軍用機からパラシュートで上陸する当時の
「日本兵」の姿と重なった事が、日本の良いイメージを作り上げた
大きな一因であると思われる。

最近では外資ブランドまで日本語を活用したネーミングをつけて
ビジネス展開をしている状況も見受けられる。
(正直、なんと書いてあるのか分からないものも見かけるが。。。)

R0029348.jpg
何とか読める日本語ネーム例

海外で商品展開を行う際、どのようにローカライゼーションを行うかが
昨今大きなビジネステーマとなっているが、ことインドネシアに関しては
『ジョヨボヨ王の予言』というストーリーに裏打ちされた、強力な
日本ブランドで牽引する、という視点の商品企画が重要なのかもしれない。

因みに、「マサコ」の展開版である、照り焼きソースの「サオリ」も人気上昇中。

R0029675.jpg
スーパー棚のベストポジションを占有する「サオリ」

Posted by Yamaguchi

Producer

トリニティ唯一の体育会系。運動で培った精神で、思い立ったらすぐ実行!新興国リサーチ業務でも、インド、インドネシアを中心に"足で稼ぐ"タイプ。

1

トリニティについて

新興国のみならず、国内はもとより欧州、北米、中国、韓国をベースとする、世界でのリサーチを展開し、日本製品のデザイン戦略に貢献致します。その他の事業内容につきましては、弊社サイトをご覧下さい。
http://www.trinitydesign.jp/

info@trinitydesign.jp


海外提携会社の詳細はこちらをご覧下さい。